2021年以降、様々なメディアでNFTに関するニュースを目にする機会が増えました。
中でもアート分野の注目度は高く、高額取引や有名人のNFTアートが話題になったりしていますよね。
皆さんの中にも「NFTアートに興味がある」「自分の作品をNFTアートとして販売したい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、どうやってNFTアートを始めたら良いのか、不安や疑問をお持ちではないかと思います。
そこで今回Ludusでは、NFTアートの始め方について以下の内容をお伝えします。
- そもそもNFTアートとは?
- NFTアートの始め方
- NFTアートを始めるのにオススメのマーケットプレイス
- NFTアートの取引にかかる費用
- NFTアートを始める際の注意点
ぜひ本記事の内容を参考に、今話題のNFTアートにチャレンジしてみてはいかがでしょうか❗️
NFTアートとは?
NFTアートは登場してから日が浅く「言葉は知っているけど何のことかよくわからない」という方もまだまだ多いでしょう。
そこでまず最初に、NFTアートの概要について簡単に解説します。
深く理解しなくてもNFTアートを始めることはできますが、最低限の知識として学んでいってくださいね❗️
NFTアートの特徴
Christie's is proud to offer "Everydays – The First 5000 Days" by @beeple as the first purely digital work of art ever offered by a major auction house. Bidding will be open from Feb 25-Mar 11.
Learn more here https://t.co/srx95HCE0o | NFT issued in partnership w/ @makersplaceco pic.twitter.com/zymq2DSjy7
— Christie's (@ChristiesInc) February 16, 2021
NFTアートとは、デジタルアートにNFT(非代替性トークン)の特性を付加した(NFT化した)作品を指します。
NFTの特性とは、ブロックチェーン上で発行や取引の履歴が記録されること。
NFT化することで作品がコピーではなく唯一無二のものであることの証明になり、実物のアート作品のように資産価値のあるものとして取引できるようになります。
NFTの取引を行うプラットフォームにデジタルデータを登録(出品)することで、NFTアートを制作(ミント)することが可能。
誰でも簡単に作品を販売できる点もNFTアートの特徴です。
著名なアーティストや有名人も続々とNFTアートを発表しており、アーティストの新しい表現の場として注目を集めています❗️
NFTアートの種類
一概にNFTアートとはいっても、そのジャンルは実に多彩です。
イラストや絵画だけでなく、音楽データや映像作品、さらにはスマホで撮影した自撮り画像でさえNFTアートとして販売することができます。
現在、NFTアートのジャンルでメジャーなものには以下のようなものが挙げられます。
- イラスト
- 音楽
- 写真
- 映像
- 3DCG
NFTアートは、その受け皿の広さも魅力のひとつです。
実に様々なデジタルデータがNFT化され、NFTアートとして取引されています。
あなたのPCやスマホの中のデジタルデータも、NFTアートとして販売することができるかもしれませんね❗️
NFTアートを始める手順
NFTアートは、仮想通貨で取引されるのが一般的です。
そのため、NFTアートを売買するには仮想通貨取引所の口座や管理のためのウォレットが必要になります。
この項目では、NFTアートを始めるための事前準備として必要な手順を解説します👀
仮想通貨取引所を開設する
まず最初に、仮想通貨を取引するために国内の仮想通貨取引所(暗号資産取引所)の口座を開設しましょう。
取引所を選択するときは、利用するNFTマーケットプレイスを視野に入れて選択するのがおすすめです。
Coincheck NFT(β版)やAdambyGMOといった取引所も運営する企業のマーケットプレイスを利用するなら、取引所も合わせて選ぶのが便利ですよ。
仮想通貨用のウォレットを用意する
MetaMask and @HyperPlayGaming have been working together to bring MetaMask to every desktop game.
HyperPlay will be a new web3-native game launcher that aggregates the @EpicGames store and @GOGcom to inject MetaMask into every game launched through these stores. pic.twitter.com/msFYIXkQHe
— MetaMask 🦊💙 (@MetaMask) November 2, 2022
仮想通貨取引所の口座を開設したら、NFTマーケットプレイスに登録するウォレットの用意をしましょう。
NFT取引に使用する仮想通貨の管理はこのウォレットで行うことになります。
マーケットプレイスによって推奨するウォレットに違いはありますが、NFT関連で最もポピュラーなウォレットが「MetaMask」です。
MetaMaskは、ETH(イーサリアム)の管理に使用される定番のウォレット。
ETHがメジャーな取引通貨として使用されるNFTと相性が良く、NFT関連のサービスを利用する際にとても便利です。
NFTアートを始めるならぜひ所持しておきたい、おすすめのウォレットとなっています。
MetaMask公式サイトはこちら
マーケットプレイスのアカウントを作成する
ウォレットの用意ができたら、利用したいNFTマーケットプレイスでアカウントを作成しましょう。
NFTマーケットプレイスは、NFTの取引を行うためのプラットフォームです。
手数料や登録される作品の特色などに違いがありますので、自分に合ったマーケットプレイスを選ぶ必要があります。
マーケットプレイスのアカウントを作成したら、ウォレットの登録を行います。
複数のウォレットを登録することもできるので、必要に応じて使い分けるようにしましょう。
ウォレットとアカウントの紐づけが終われば、NFTアートを始めるための事前準備は完了です。
NFTアートの始め方〜購入方法〜
この見出しは、記事の本題です。
各項目について文字数を割いて、詳しく紹介してください。
事前準備が完了したら、いよいよNFTアートの取引にチャレンジしてみましょう❗️
まず最初にNFTアートの購入方法について解説します。
自分のNFTアートを出品する前に、他のアーティストの作品を実際に購入してみて流れを確認するのもおすすめですよ❗️
仮想通貨を購入する
NFTアートの取引には仮想通貨を使用します。
まずは、購入に使用する仮想通貨を用意しましょう。
一部を除き、多くのマーケットプレイスではETH(イーサリアム)での取引が可能です。
ETHは国内の仮想通貨取引所でも取り扱いがあるため、日本円を使ってETHを購入してください。
ETHに対応していないマーケットプレイスを利用する場合は、対応した仮想通貨を購入してくださいね。
ウォレットに送金する
仮想通貨を用意したら、マーケットプレイスに紐づけたウォレットに購入した仮想通貨を送金しましょう。
取引所の出金リクエストでウォレットアドレスを入力すれば、そのウォレットに仮想通貨が送金されます。
この際、ウォレットアドレスに間違いがないか、慎重に確認するようにしてください。
間違ったウォレットに送金してしまった場合、ブロックチェーンの状況によっては取り戻すことができなくなる可能性があります。
また、仮想通貨の送金には送金手数料が発生します。
手数料は取引所によって設定が異なるため、事前に確認しておくようにしましょう。
マーケットプレイスでNFTアートを購入する
ウォレットに入金が完了したら、いよいよNFTアートを購入してみましょう。
NFTの販売方法は、定額販売またはオークション形式が一般的。
最初は安い値段で定額販売されているNFTアートを購入するのがオススメです。
NFTアートの価格をよく確認したのち、購入手続きを行ってください。
購入代金は指定したウォレットから自動で引き落とされます。
購入処理が終われば、あなたがそのNFTアートのオーナーです❗️
NFTアートの始め方〜販売・出品方法〜
続いて、自分がNFTアートを販売・出品する方法について解説します👀
NFTアートを用意する
まずはNFT化するためのデジタルアートを用意する必要があります。
デジタルアートは自分で制作することはもちろん、他のクリエイターに外注することも可能です。
アートを制作する
PCやタブレットを使い、オリジナリティに溢れた自分だけの作品を制作しましょう。
最近では、イラスト作成や画像編集が可能なスマホアプリも数多く登場してきています。
スマホで作品制作をしているクリエイターも多く、より手軽に創作活動に取り組める環境が整ってきたと言えますね。
二次創作をする場合は、著作者が二次創作・NFT化を許可している必要があります。
勝手に他人の作品を流用するとトラブルになる可能性があるので、元作品のガイドラインをしっかりと確認するようにしてください。
NFTアートの制作を誰かに依頼する
自分で作品を制作するのが難しいという場合は、仕事を募集しているクリエイターに外注するのも一つの手です。
TwitterやInstagramなどのSNSで検索すれば、作品を制作してくれるクリエイターが見つかるのでコンタクトを取ってみましょう。
外注に慣れないうちは、クラウドソーシングサイトを利用するのがおすすめです。
こちらの希望を不特定多数の人にアピールでき、条件に合ったクリエイターだけを募集することができます。
運営会社が間に入ってくれるため、トラブルになりにくいのも利点ですね。
作品を外注する場合は、著作権の所在を明確にしておく必要があります。
契約の際に、著作権の譲渡が条件であることを明記しておきましょう。
マーケットプレイス上に出品登録する
NFTアートにするためのデジタルアートを用意したら、NFTマーケットプレイスに作品を出品登録(ミント)しましょう。
マーケットプレイスに登録することでNFT化され、NFTアートとして取引することが可能になります。
NFTアートのミントには以下の手数料が必要です。
- 出品手数料
- ガス代(ネットワーク手数料)
これらの手数料は、利用するマーケットプレイスや取引通貨、ネットワークの混雑具合によって異なります。
最初はあまり気にしなくても構いませんが、本格的にNFT活動を始めるのであれば手数料にも気を配るようにしたいですね。
NFTアートを始めるのにオススメのマーケットプレイス
NFTアートで成功するためには、どのNFTマーケットプレイスを利用するかも重要です。
この項目では、おすすめの海外NFTマーケットプレイスを紹介します。
ぜひ自分に合ったマーケットプレイス選びの参考にしてみてください❗️
Opensea
Are you tired of explaining crypto wallets to your friends at dinner? We got you 🤝
Send them to the OpenSea Learn Center, our new educational hub! https://t.co/0xuaQ9ey7i 🧠
We've got the basics covered for now, but we're just getting started.
— OpenSea (@opensea) October 21, 2022
ローンチ | 2017年 |
取引通貨 | ETH・Polygon・Avalanche・Solana etc |
総取引数 | 230万件 以上 |
総取引額 | 320億ドル 以上 |
OpenSea(オープンシー)は、世界最大級のNFTマーケットプレイスです。
2017年のローンチから現在に至るまで、NFTを牽引する役割を担ってきました。
OpenSeaは、何と言ってもその規模の大きさが最大の特徴です。
8,000万点以上という膨大な量のNFTが登録されており、これまでの総取引額でも業界のトップを独走しています。
また、ホームページは各種言語にも対応しており、日本語表示も可能。
わかりやすいUIで、NFT取引に不慣れな入門者も安心して利用できますよ。
SuperRare
The Top 100 Collector Badge for September is here! 💎
Designed by @enixsta
This month’s top collectors will be emailed and can claim their badge here:https://t.co/0CfqBwLHeM
Start collecting for next month's badge athttps://t.co/sSmQMCqRTb pic.twitter.com/0YG5mrD3Iq
— SuperRare 💎 (@SuperRare) October 20, 2022
ローンチ | 2018年 |
取引通貨 | ETH |
総取引数 | 約6,000件 |
総取引額 | 2億3,000万ドル 以上 |
SuperRare(スーパーレア)は、その名が表すように一点ものの作品を専門に取り扱うNFTマーケットプレイスです。
他のマーケットプレイスでは同じ作品を複数販売できるのに対し、SuperRareでは1作品につき1点しかミントできません。
世界に1つという希少性の高い作品が取引されており、1作品あたりの取引額が高い傾向にあるのが特徴です。
また、SuperRareのもう一つの特徴として、アート作品のミントに承認性が採用されていることが挙げられます。
審査に通らなければ、SuperRareでNFTアートを販売することはできません。
ハイクオリティなNFTアートを取引したいのであれば、SuperRareの利用を検討してみてはいかがでしょうか❗️
Rarible
gm frens ☀️ meet #Rarible2, an aggregated marketplace with $RARI rewards.
everything you need to know 👉 https://t.co/AhNHJvLXVQ pic.twitter.com/aqMAzoKq6m
— Rarible (@rarible) October 21, 2022
ローンチ | 2020年 |
取引通貨 | ETH・Tezos |
総取引数 | 11万件 以上 |
総取引額 | 3億ドル 以上 |
Rarible(ラリブル)は、2020年に設立されたNFTマーケットプレイスです。
NFT入門者におすすめの理由は、出品の敷居が低いこと。
NFTのミントに審査がないため、誰でも手軽にNFTアートを出品することができます。
また、Raribleはガス代(ネットワーク手数料)を購入者が負担する「lazy minting」というシステムを採用。
出品者はガス代を支払う必要がなく、利用コストを抑えることができるのが嬉しいですね。
独自トークン RARIの発行もしており、今後の成長が期待されているRarible。
これからNFTアートを始めるという方は、Raribleの利用も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
NFTアートを始めるのにどれくらい費用がかかる?
NFTアートの取引時には、購入・販売ともに各種手数料が発生します。
NFTアートの売買で利益を上げたいのであれば、「これらの手数料を如何に低く抑えるか」ということも重要です。
この項目では、NFTアートを買う場合・売る場合に発生する手数料を解説します👀
NFTアートを買う場合
NFTアートを買う場合に発生する手数料には以下のようなものがあります。
- ウォレットへの送金手数料
- 購入時のガス代(ネットワーク手数料)
ウォレットへの送金手数料は、購入のための通貨を仮想通貨取引所からウォレットへ送金する際に発生する手数料です。
1回の送金毎に支払う必要があるため、小分けではなくまとまった額を送金することで節約できますよ。
ガス代とは、NFTアートの取引履歴をネットワーク上で記録する際に生じる手数料です。
どのネットワーク(仮想通貨)を使用するかによって違いがあり、ネットワークの混雑具合などによっても常時変動します。
「ガス代は常に一定ではない」ということを頭に入れておいてください。
NFTアートを売る場合
NFTアートを売る場合に発生する手数料には以下のようなものがあります。
- 出品手数料
- 出品時のガス代(ネットワーク手数料)
- 販売手数料
これらの手数料は、利用するNFTマーケットプレイスによって異なるため注意が必要です。
世界最大手のOpenSeaの場合では、出品手数料とガス代は不要ですが販売時に2.5%の手数料が発生します。
何点も出品するとなると手数料の負担も大きくなるため、手数料も視野に入れたマーケット選びが大切です。
NFTアートを始める際に注意するべきこと
誰でも気軽に始めることができるのがNFTアートの魅力です。
ただし、トラブルを避けるためにはNFTに対する知識も必要になります。
この項目では、NFTアートを始める際に最低限知っておいてもらいたい注意点を解説します。
特にNFT入門者の方は、ぜひ一通り目を通しておいてくださいね❗️
著作権、肖像権、商標などの権利問題
NFTアートの問題点としてよく議題に上るのが、著作権などの権利問題です。
コピーや改ざんが不可能という点がNFTの特徴ですが、そもそもNFT化する前のデジタルアートが著作権を侵害して制作されているケースがあることに注意しなければいけません。
実際に大手のマーケットプレイスでも、他人の作品を無断でNFT化したNFTアートが出品されていることがあります。
NFTアートを購入する際は、出品者や取引履歴をよく確認してから購入することを心がけましょう。
価値が一定ではない
NFTアートを取引する際に頭に入れておきたいのが「NFTアートの価値はとても流動的」ということです。
2021年に大きなブームを迎えたNFTですが、2022年現在はその盛り上がりも落ち着きを見せています。
バブル状態だった当時に比べると全体の取引量が減っており、NFTアートの価格も下がっていると言えるでしょう。
また、 NFTは仮想通貨の価格によっても影響を受けることを忘れてはいけません。
仮想通貨の価格が高騰・急落すれば、それに伴ってNFTアートの価値も大きく変動します。
特に投資目的でNFTアートに参入しようと考えている方は、この点をよく留意しておいてください。
法の整備が整っていない
NFTについては、まだまだ法的な整備が追いついていないというのが現状です。
前述した権利問題や詐欺行為でトラブルになった際、法律による解決に期待できない可能性があります。
大げさな言い方をすれば無法地帯といった側面があり、様々な問題が生じるリスクがあるということを頭に入れておきましょう。
詐欺が多い
NFTアートを取引する際は、詐欺行為に特に注意が必要です。
前述したように法の整備が整っておらず、詐欺を取り締まるための法律が間に合っていないのが現状です。
作者のなりすましや価格操作、フィッシングなどの詐欺に合わないためにも、NFTに関する知識を深めて慎重な取引を心がけるようにしましょう。
NFTアートの始め方についてまとめ
今回Ludusでは、NFTアートの始め方について以下の内容をお伝えしました。
- NFTアートとはNFTによって唯一性を付与された売買可能なデジタルアートのこと
- 様々なデジタルデータをNFTアートとして販売することができる
- NFTアート入門者には最大手マーケットのOpenSeaがおすすめ
- NFTアートを売買すると各種手数料が発生する
- NFTアートが著作権などを侵害していないか注意する必要がある
誰でも気軽に始めることができるのがNFTアートの魅力です。
最初は戸惑うこともあると思いますが、手数料の撤廃など、少しずつ新規が参入しやすい環境が整いつつあります。
一時のバブル的な盛り上がりからは落ち着きを見せていますが、まだまだ大きく発展する余地を残した分野であり、今から始めても遅いとは言い切れません。
少しでも興味のある方は、この機会にNFTアートを始めてみてはいかがでしょうか❗️
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