コンシードとは?
コンシードとは、カードゲームにおいて相手にリタイヤさせることを目的としたデッキ構成のことです。
コンシード(concede)には、英語で「(…敗北を)認める」「(しぶしぶ)事実と認める」「(権利を)譲る」といった意味があります。
コンシードの語源はゴルフ用語で、次のストロークでカップに入るのが明らかであるとき、競技者に許可を取れば直接ボールを打たなくてもホールインしたものとみなすことです。
マッチプレーの場合には、相手に勝ちを与えることになる行為となります。
このことから転じて、カードゲームにおいて相手を絶望的状況に追い込み、降参させることを狙いとするデッキ構成のことを意味するようになりました。
紙のカードゲームではあまり使いませんが、デジタルのカードゲームであるハースストーンやShadowverse(シャドバ)では、ネットでのランダムマッチングでの対戦が主なので、相手の心を折ってリタイアさせる方法が有効であることから誕生しました。
シャドバでコンシードという言葉が広く使用されるようになったのは、第8弾カードパック「Dawnbreak, Nightedge / 起源の光、終焉の闇」(略称:DBN)の頃です。
eスポーツプレイヤーのあぐのむ氏が使った「コンシードエルフデッキ」が流行したことがきっかけと考えられています。
- シャドバのコンシードデッキは、「コンシードエルフ」以外にも「コンシードビショップ」など、多数公開されている
- カーリングはスポーツでは珍しく、投了(サレンダー)と同じ意味合いを持つコンシードというルールが設けられている