スパムとは?
スパムとは、正しくはスパムメールと呼び、受信者の意向を無視して一方的に繰り返し送られてくる迷惑メールのことをいいます。
当初はSMSを含む電子メールサービスの開始と共に、電子メールにおけるスパムが席巻しました。
J-PHONEやFOMAの携帯電話、いわゆるガラケーが流行っていた世代の人は、迷惑メールに悩まされた経験があるのではないでしょうか。
迷惑メールにはスパムメールだけでなく、フィッシングメールと呼ばれるものもあり、2つの違いは以下になります。
- スパムメール:広告や宣伝を目的としたメール
- フィッシングメール:受信者に対して、何らかの詐欺行為を目的としたメール
例えば、「【重要】必ずお読みください」「このアカウントは一時的に制限されています」などといった件名のメールが送られてきて、受信者にメール本文中にあるURLへのアクセスを促そうとするのです。
そして、メール本文中にあるURLへアクセスすると、金銭が関係するネットショッピングサイトや銀行のネットバンク、オンラインゲームといったIDとパスワードが求められるサイトの偽サイトが表示されます。
その偽サイトにてIDとパスワードを入力してしまうと、それらが送信者に知られてしまい、正規のWebサイト上で悪用される可能性もあるのです。
迷惑メールとは名前の通り、受信者にとっては大変迷惑で危険なメールですが、とにかく無視するということが最も有効な対策方法です。
スパムメールだとわかり次第、すぐに削除してしまいましょう。
- 迷惑メールの被害を未然に防ぐためには、身に覚えのないメールは無闇に開かないことだ。
- 最近の迷惑メールは、アドレスよりSMSとして送られてくる方が多い気がする。
スパムと聞くと、缶詰食品のスパム(SPAM)を思い浮かべる人も少なくないかと思います。
食品のスパムは元々、1940年代には戦闘食糧としても米軍に支給されていた食糧で、戦時中に毎日食べていたことから、飽き飽きとされる食品だったそうです。
そんな飽き飽きとしたスパムのように、絶えず迷惑メールが送られてくることから「スパムメール」と名付けられた説があります。