バイブスとは?
バイブス(vibes)には、「ノリ」「ゾクゾク感」「熱量」といった意味があります。
語源は英単語の「vibrations」から来ています。
vibrationsには「雰囲気」といった意味があり、vibrationsを省略して「vibes」となりました。
バイブスという単語には「揺れる」というイメージがあり、そこから感情の揺さぶりや浮き沈みを表現する時に用いられるようになりました。
バイブスという言葉は、もともとレゲエやヒップホップの世界で多用されてきました。
2000年代に入って、日本のレゲエ・ヒップホップ界でも使われ始めました。
最近ではEDMのライブでも「お客さんのバイブスが上がっている」のように言ったりします。
ヒップホップにおいては、曲中の歌詞やMCバトルでもよく使われます。
例を挙げると、ヒップホップバンドのOZROSAURUSの曲「WHOOO」の出だしは「ウォー、バイブスは満タン」です。
音楽の世界では「Good Vibes」や「Bad Vibes」と使い分けたりします。
「Good Vibes」は良いバイブス、つまり「良い雰囲気」を表します。
反対に「Bad Vibes」が指す意味は「悪い雰囲気」です。
ここでのバイブスは「テンション」と訳すことも可能です。
ちなみにモデルの今井華さんがこの言葉を、某有名テレビ番組で多用したことによって、世間に広まったと言われています。
2013年には「ギャル流行語大賞」で1位に輝くほど流行りました。
今ではSNSなどネット上で誰でも使うようになっています。
日常会話でもバイブスという言葉はよく使われます。
例えば「バイブス上がる」のような表現があります。
これは「テンション上がる」とほとんど同じ意味です。
テンションの上がる音楽を友達に紹介する時に「あの曲を聴くとバイブス上がるんだよ」という言い方もできます。
また、友達にプレゼントをもらった時や、ライブのチケットが当たった時に「ヤバい、めっちゃバイブス上がるんだけど」という風に使ってみてください。
逆に「テンション下がる」と言いたい時には「バイブス下がる」と表現することができます。
友達との約束をドタキャンされた時などに「まじでバイブス下がるわー」と使うことができます。
- 彼はバイブスが売りの男だからね
- 今日のバトルは、バイブス満タンで挑むぜ
- 見てみろ、お客のバイブスが上がってきている
- バイブスがヤバいぜ!