ゲーミングPCのCPUの役割は?選び方・おすすめも紹介!

ゲーミングPC cpu

※本サイトは掲載するECサイト等での購入実績に基づいて一部報酬を受領しています。

「PCの頭脳」として例えられることも多いCPU。
ゲーミングPCにおいても、CPUはとても重要なパーツです。

今回Ludusでは、ゲーミングPCのCPUについて以下の内容をお伝えします。

  • ゲーミングPCでのCPUの役割
  • 各CPUメーカーの特徴
  • ゲーミングPC向けCPUの選び方
  • ゲーミングPC向けのおすすめCPUとCPU・GPUセット
  • ゲーミングPCでCPU・GPUを交換する時の注意点

この記事をご覧になれば、ゲーミングPCにおけるCPUの役割と、用途に合わせたCPUの選び方を理解する助けになると思います。

これからゲーミングPCを購入しようと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください

まつたろー
まつたろー
最後まで記事をご覧になることを推奨します。

ゲーミングPCでのCPUの働きについて

CPUとは、Central Processing Unit(中央演算処理装置)の略語で、別名はプロセッサー。
ゲーミングPCに限らず、どのPCにも必ず搭載されています

ゲーミングPCでは、GPU(グラフィックボード)と並んで性能を最重視されるデバイスです。

CPUの役割

CPUは、マウスやキーボード、メモリ、ストレージといったデバイスから受け取ったデータを制御・処理する役割を担います。
人間でいうと頭脳にあたるデバイスです。

PCの処理速度は、CPUの性能に左右されます。
大量のデータをやり取りするオンラインゲームや3Dゲームでは、高性能のCPUが必須です。

CPU性能を表す用語

CPUの性能を測る上で重要なのは、コア数・スレッド数・クロック周波数です。

CPUの性能を調べる際には、これらの数値に着目しましょう。

コア数

コアとは、文字通りCPUの核となる部分で、データ処理を担っている場所です。
現在のCPUは、複数のコアを搭載した「マルチコア」の製品が大半を占めています。

コアはそれぞれ独立してデータ処理が可能なため、コアの数が多いほどデータの処理速度は早くなります。
基本的に、コアの数が多いほどCPUとしての性能が高くなることを頭に入れておいて下さい。

スレッド数

一部のCPUでは、1つのコアを複数あるとPCに認識させることで、データ処理の効率化を測っています。
このPC側が認識しているコア数が、スレッド数(論理コア数)です。

スレッド数が多ければCPUが同時に処理できるデータ数が増えるため、スムーズなデータ処理が可能です。
スレッド数はコア数に依存しているため、「8コア16スレッド」のように併せて表記されることが多くなっています。

クロック周波数

クロック周波数(GHz)は、CPUコアの処理速度の指標となる数値です。

1秒間でCPUが動作する回数を表しており、クロック周波数が高いほど、CPUがデータを処理する速度が早くなります

ただし、CPUの世代が異なるとデータの処理効率も違ってくるため、クロック周波数だけで処理速度を判断することは困難です。
あくまで同世代の処理速度を判断する数値として考えておいたほうが無難でしょう。

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CPUメーカーの違いと強み

現在、PCに使用されるCPUを提供しているのはIntel社とAMD社の2社のみです。

例外として、Appleが自社製品に独自のCPUを使用しています。

この項目では、IntelとAMDの特徴を詳しく解説します。

Intel

CPUの世界シェアでトップを走るのが、アメリカの半導体メーカーであるIntel(インテル)です。
PCにはあまり明るくないという方も、名前くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。

IntelのCPUラインナップは、大きく分けて以下のシリーズにわかれます。

  • Xeon
  • Core i
  • Core
  • Pentium
  • Celeron
  • Atom

この中でゲーミングPCに使用されるのは、「Core i」シリーズのCPUです。

それでは、Intel製CPUの特徴についてみていきましょう。

単一処理が得意

IntelのCPUの特徴として、シングルコア性能の高さがあげられます。
基本動作の処理速度が早く、データの単一処理が得意です。

ゲームやアプリ、ブラウザの利用など、1つのタスクを実行するのに強いのがIntel製CPUと覚えておきましょう。

幅広い値段で販売

前述した通り、Intel製CPUのラインナップは多く、幅広いスペックのモデルが存在します。

スペックに応じて価格の幅も広く、5,000円以下の安価なモデルから、企業向けの100万円以上するものまでさまざまです。

ゲーミングPCで人気の「Core i7-12700F」は、40,000円前後で販売されています。(2022年4月現在)

シェア率70%超え

Ryzenシリーズの発売以降、徐々にAMDにシェアを奪われ苦戦中のIntel。
それでも、2021年10月~12月(4th Quarter)におけるIntel製CPUの世界シェア率は74.4%と、ライバルのAMDとはまだまだ大きな差があります

日本国内では、2021年5月頃からIntelがシェアを伸ばしているという分析もあり、両社の今後の動向に注目が集まっています。

AMD

Intelと同じく、アメリカの半導体メーカーのAMD(Advanced Micro Devices)

AMDのCPUラインナップには、以下のようなシリーズがあります。

  • Ryzen
  • Athlon
  • Sempron

この中でゲーミングPCに使用されるのは、「Ryzen」シリーズのCPUです。

それでは、AMD製CPUの特徴についてみていきましょう。

マルチタスクが得意

AMD製CPUは、マルチコア性能の高さが特徴です。
複数のアプリケーションを同時に起動する、マルチタスク作業に強い傾向にあります。

動画のエンコードやデコードなどの高い負荷のかかる作業では、その性能を実感することができるでしょう。

省電性能が高い

AMD製のCPUは、Intel製CPUと比較して省電性能が優秀です。

これは、シングルコアの性能を上げると消費電力が高くなることも影響しています。
基本的に、AMD製CPUはワットパフォーマンスに優れていると覚えておきましょう。

近年シェア率が増加

2017年の「Ryzen」シリーズ発売以降、徐々にシェアを伸ばしているAMD製CPU

2021年10月~12月(4th Quarter)の世界シェア率は、25.6%で過去最高を記録しました。

2022年初頭の国内シェアでは、世界的な半導体不足や、Intel第12世代CPUの登場でIntelが躍進。
しかし、2022年後半にはRyzen新モデルの発売も控えており、今後の展開に注目が集まっています

まつたろー
まつたろー
激化する両社のシェア争いから目が離せませんね。

ゲーミングPC向けCPUの選び方について

現行のゲーミングPCに搭載されるCPUは、以下の2種類が主流です。

  • Intel 「Core i」シリーズ
  • AMD 「Ryzen」シリーズ

この2つのシリーズをしっかりと押さえておけば、ゲーミングPCのCPU選びで迷うことはありません。

ここからは、両シリーズについて簡単に紹介していきます。

「ゲーマー向け」Intel Core iシリーズ

「Core i」シリーズのラインナップには以下の4種類があり、数字が大きいほど高性能です。

  • Core i9
  • Core i7
  • Core i5
  • Core i3

2022年現在は、第12世代(Alder Lake)が最新のモデル。
コア数やマルチコア性能の増強、それに伴う消費電力の改善など、高いパフォーマンスで高評価を獲得しています。

シングルコア性能の高さから、ゲームに強い傾向のIntel製CPU
第12世代の「Core i」シリーズは、コストパフォーマンス面でもライバルの「Ryzen 5000」シリーズより優秀です。

ゲーミングPCに搭載するCPUで迷っているのであれば、第12世代「Core i」シリーズを選択することをおすすめします。

「クリエイター向け」AMD Ryzenシリーズ

「Ryzen」シリーズのラインナップは以下の5種類。

  • Ryzen Threadripper(最上位モデル)
  • Ryzen 9
  • Ryzen 7
  • Ryzen 5
  • Ryzen 3

2022年4月現在のデスクトップ向け最新モデルは、第4世代「Ryzen 5000」シリーズになります。
後ろの数字が大きいほど高性能で、ライバルの「Core i」シリーズの同数字モデルに対応したスペックと考えてください。

マルチスレッド性能の高さから、ゲームよりもクリエイティブな作業に強い傾向がある「Ryzen」シリーズ
ゲーミング用CPUはIntel一択だった時代もありましたが、世代を重ねるごとにゲーミング性能も大幅に向上しており、互角以上といえるパフォーマンスで人気があります。

Intel第12世代CPUの登場で遅れをとった形ですが、2022年後半には新アーキテクチャを採用した「Ryzen 7000」シリーズの登場が予定されており、注目を集めています。

「Intel」おすすめCPU3選を紹介

2022年4月現在、ゲーミングPC用におすすめのIntel製CPUは、最新の第12世代モデル一択です。

高効率コアが追加されたことにより、マルチスレッド性能が大幅に向上。
シングルコア性能も上がっており、よりゲーミング性能が強化されました。

ここからは、Intel第12世代CPUを各グレードごとに詳しく解説します。

Core i9-12900K

Core i9-12900K 基本スペック
CPUソケット LGA1700
コア数 16 コア
スレッド数 24 スレッド
クロック周波数 3.2GHz
最大動作クロック周波数 5.2GHz

最も性能が高い最上位モデル

「Core i9-12900K」は、Intelの第12世代「Core i9」シリーズの最上位のモデルです。

Performance-core(高性能コア)×8、Efficient-core(高効率コア)×8の2種類・計16コアを搭載。
Performance-coreだけハイパースレッディングに対応しており、スレッド数は24スレッドになります。

第12世代CPUのフラグシップモデルの名に恥じない、超ハイスペックCPUです。

全てのPCゲームを快適にプレイ

Intel第12世代のCPUは、シングルコア性能の向上により、ゲーミング性能も大幅に強化されているのが特徴

最上位モデルの「Core i9-12900K」であれば、現行のほぼ全てのPCゲームで十分なパフォーマンスを期待できます。
コア数が多く、マルチスレッドの性能も高いので、動画編集などのマルチタスク作業でもパワーを発揮してくれるでしょう。

発熱温度・消費電力・価格が高い(デメリット)

コア数が多く性能が高い分、消費電力も多いのが「Core i9-12900K」のデメリットです。

また、負荷がかかった状態での発熱量が大きく、対策が必須。
CPUクーラーは、水冷式などの高性能なモデルを併用する必要があります。

性能面を考えれば悪くない価格で購入できますが、第12世代のCPUは下位モデルのゲーミング性能も高いので、コスパが良いとはいえませ

マルチスレッド性能に期待しないのであれば、下位モデルの購入も検討してみましょう。

Core i7-12700F

Core i7-12700F 基本スペック
CPUソケット LGA1700
コア数 12 コア
スレッド数 20 スレッド
クロック周波数 2.1GHz
最大動作クロック周波数 4.9GHz

価格・性能が総合的に高い人気モデル

「Core i7-12700F」は、第12世代「Core i7」シリーズの標準モデル「Core i7-12700」の内蔵GPUを無効にしたモデルです。

Performance-core(高性能コア)×8、Efficient-core(高効率コア)×4の2種類・計12コアを搭載。
Performance-coreだけハイパースレッディングに対応しており、スレッド数は20スレッドになります。

12コア搭載のCPUでありながら、40,000円前後という価格も魅力です。(2022年4月現在)
性能に対して価格のコスパが高く、人気の売れ筋CPUとなっています

ほぼ全てのPCゲームの推奨スペックを達成

「Core i7-12700F」は、現行のPCゲームであれば、ほぼ全てのタイトルで推奨スペックをクリアするのに十分な性能を持っています

各所のベンチマークテストでも、前世代の上位モデル「Core i9-11900K」より高いスコアを記録。
一部のゲームを除けば、最高設定でも問題なく遊べる高性能なCPUです。

Core i5 12400F

Core i5-12400F 基本スペック
CPUソケット LGA1700
コア数 6 コア
スレッド数 12 スレッド
クロック周波数 2.5GHz
最大動作クロック周波数 4.4 GHz

価格・省電力に優れた高コスパモデル

「Core i5-12400F」は、「Core i5-12400」の内蔵GPUを無効にしたモデル

Efficient-core(高効率コア)の追加がなく、Performance-core(高性能コア)のみの6コア構成で、スレッド数は12スレッドです。

第12世代の特徴でもあるE-coreを搭載していないため、性能面の向上は控えめ。
しかし、上位モデルより消費電力が抑えられており、なによりも20,000円代で購入可能というコスパの高さが光ります。(2022年4月現在)

AmazonのCPUカテゴリでもベストセラーランキング1位を獲得。
ライトユーザーでコスパ重視の方は、選択肢に入れておきたいモデルです。

人気3Dゲームの必要スペック達成ライン

最新3Dゲームを対象にしても、必要スペック以上の性能を持つ「Core i5-12400F」。

「起動することもできない」というゲームはほとんどないので、フルHD環境や設定を下げることに抵抗のないプレイヤーには、文句なくおすすめできます。

パフォーマンスの高いグラフィックボードと組み合わせれば、3DのPCゲームでも快適にプレイすることができるでしょう。

「AMD」おすすめCPU3選を紹介

2022年4月現在、AMD製のCPUで最新のモデルは、第4世代の「Ryzen 5000」シリーズです。

ここからは、「Ryzen 5000」シリーズのおすすめCPUをグレード別に紹介します。

注意点として、2022年後半には次世代「Ryzen 7000」シリーズの登場が予定されています
今どうしても「Ryzen」シリーズのCPUが欲しいという訳でないのなら、「様子をみる選択肢もアリ」ということを頭に入れておきましょう。

Ryzen 9 5950X

Ryzen 9 5950X 基本スペック
CPUソケット Socket AM4
コア数 16 コア
スレッド数 32 スレッド
クロック周波数 3.4GHz
最大動作クロック周波数 4.9GHz

多目的CPUの最先端モデル

16コア32スレッドという圧倒的なコア性能が特徴の、「Ryzen」シリーズ最上位モデル。

マルチタスクにおけるパフォーマンスは、現行のCPUでは最高クラスです。
Intel第12世代CPUの登場で処理能力の優位性は失いましたが、消費電力と発熱の面でライバルのモデルよりも優れています。

多目的CPUの最先端モデルとして、クリエイターにも人気のあるCPUです。

ゲームから仕事まで全てに使える万能型

相応のGPUを用意すれば、「Apex Legends」や「フォートナイト」のフルHD・WQHD環境で240fps以上を出すことも可能。
ゲーミングPC用のCPUとしても十分な性能を持っています。

趣味のゲームを楽しむだけでなく、クリエイティブな作業も得意な万能型のCPUです。

Ryzen 7 5800X

Ryzen 7 5800X 基本スペック
CPUソケット Socket AM4
コア数 8 コア
スレッド数 16 スレッド
クロック周波数 3.8GHz
最大動作クロック周波数 4.7GHz

安定したゲームプレイ・動画編集・配信性能

第4世代「Ryzen」シリーズのミドルレンジモデルとなる「Ryzen 7 5800X」は、ゲーミング性能、マルチスレッド性能共に高いポテンシャルを持ったCPUです。

ゲームをライブ配信し、動画の編集も行うストリーマーにも刺さる性能のCPUといえるでしょう。

APEX LEGENDSを高画質240fpsで配信可能

「GeForce RTX 3080」などの高性能GPUと組み合わせれば、「Apex Legends」を高画質240fpsで配信することも可能です。

ゲーミング性能はGPU次第といった面もあるので、自分のやりたいゲームに合わせて組み合わせるGPUを検討しましょう。

Ryzen 5 5600X

Ryzen 9 5950X 基本スペック
CPUソケット Socket AM4
コア数 6 コア
スレッド数 12 スレッド
クロック周波数 3.9GHz
最大動作クロック周波数 4.4GHz

価格・性能に対するコスパが高いモデル

第4世代「Ryzen」シリーズの中では、価格も低くエントリーモデル的な立ち位置の「Ryzen 5 5600X」

6コア12スレッドのこのCPUは、性能と価格のバランスが良く、AMD製CPUでは高コスパのモデルとして人気があります。

また、このモデルには「Wraith Stealth」という空冷式CPUクーラーが標準で付属します
別途CPUクーラーを用意する必要がない点も、お得といえますね。

APEX LEGENDSを高画質144fpsで配信可能

「GeForce RTX 3060」あたりのGPUと組み合わせれば、「Apex Legends」を高画質144fpsで配信することができます

総合的なバランスもよく、ライトユーザーやコスパ重視の方におすすめの良CPUです。

ゲーミングPCではCPU・GPUの組み合わせが重要

ゲーミングPCで最も重要なのは、CPUとGPUの組み合わせです。

CPUとGPUは、どちらもゲーミングPCの性能を左右する重要なデバイス。
ボトルネックの問題などもあるため、妥協せずしっかりとリサーチしておく必要があることを頭に入れておきましょう。

ここからは、CPUとGPUの組み合わせの重要度を理解するための必要な知識として、GPUの役割とボトルネックについて解説します。

GPUの役割

GPU(Graphics Processing Unit)は、グラフィック処理を専門に行うプロセッサのことです。
ゲーミングPCのグラフィック能力を左右する、とても重要なデバイスになります。

CPUによってはGPUを内蔵したモデルもありますが、内蔵GPUはゲーム用途には力不足。
ゲーミングPCにおいては、各メーカーから発売されているGPUを搭載したグラフィックボードを用意する必要があります。

ボトルネックとは

ボトルネックとは、もともとはワインのボトル(瓶)の細くなった部分を表す名称です。
一方で、PCやビジネスの用語では、全体のパフォーマンスの妨げになる要因のことを指して使われます。

容量の大きいボトルであっても、注ぎ口(ボトルネック)が狭ければ少しずつしかワインを注げないことをイメージすればわかりやすいでしょうか。

PCで言うボトルネックとは、特にCPUとGPU間の性能差で最大のパフォーマンスが発揮できない場合に使われます。
CPUとGPUのバランスが取れていなければ、性能が低い方に合わせたパフォーマンスしか発揮することができません。

ゲーミングPCを組む際は、ひとつのデバイスを突出して高性能にするのではなく、バランスの取れた構成を考えることが重要です。

CPUメーカー別おすすめCPU・GPUセット

ここからは、CPUメーカー別に、具体的におすすめなCPUとGPUの組み合わせを紹介します。

こちらはあくまで一例ですので、目安として参考にしてみてください

まつたろー
まつたろー
GPUは該当製品を搭載したグラフィックボードの紹介になります。

Intel Core i

まずは、前述したIntel製おすすめCPU3点とGPUの組み合わせを紹介

基本的には、ハイエンド×ハイエンド、ミドルレンジ×ミドルレンジと、同じグレード帯で組み合わせるという考え方が失敗も少ないです。

ただし、最適な組み合わせとは断言できないため、BTOショップでよく使用される組み合わせを参考にするなど、事前にリサーチすることを怠らないようにしましょう。

Core i9-12900K GeForce RTX 3090

CPU、GPU共に現行の最高スペック相当となる組み合わせです。

ほとんどのゲームでオーバースペックになる、超高性能のゲーミングPCを組むことができます。

ただしコストがとても高く、一部のユーザー以外にはおすすめできません。
「GeForce RTX 3090」搭載のグラボだけで、ミドルレンジのゲーミングPC一式を揃えることができるほどのコストがかかります。(2022年4月現在)

現行の最高スペックを実現したい場合は、この組み合わせが候補に入ってくるでしょう。

Core i9-12900K 基本スペック
CPUソケット LGA1700
コア数 16 コア
スレッド数 24 スレッド
クロック周波数 3.2GHz
最大動作クロック周波数 5.2GHz
ブランド GAINWARD
GPU GeForce RTX 3090
GPUメモリ(VRAM) GDDR6X 24GB
メモリクロック 9750MHz (19.5Gbps)
バスインターフェイス PCI Express 4.0 x16
搭載端子 HDMIx1 DisplayPortx3

「Core i9-12900K」と「GeForce RTX 3090」の組み合わせのゲーミングPCは以下のリンクからご覧ください。

Core i7-12700F GeForce RTX 3080

コスパの高い「Core i7-12700F」と、高いパフォーマンスを誇る「GeForce RTX 3080」の組み合わせ。

各BTOショップのハイエンドモデルでも、よく見られる組み合わせです。
ゲーム用途なら、どのタイトルも快適にプレイできる文句のないスペックになります。

さまざまなゲームを最高設定で遊びたいコアゲーマーにおすすめの組み合わせです。

Core i7-12700F 基本スペック
CPUソケット LGA1700
コア数 12 コア
スレッド数 20 スレッド
クロック周波数 2.1GHz
最大動作クロック周波数 4.9GHz
ブランド 玄人志向
GPU GeForce RTX 3080
GPUメモリ(VRAM) GDDR6X 10GB
メモリクロック 19Gbps
バスインターフェイス PCI Express 4.0 x16
搭載端子 HDMIx1 DisplayPortx3

「Core i7-12700F」と「GeForce RTX 3080」の組み合わせのゲーミングPCは以下のリンクからご覧ください。

Core i5 12400F GeForce RTX 3060 Ti

コスパ抜群の「Core i5 12400F」と「GeForce RTX 3060 Ti」の組み合わせ。

フルHD144fpsや4K60fpsでゲームをプレイするのであれば、この組み合わせがコスパも高くおすすめです

Core i5-12400F 基本スペック
CPUソケット LGA1700
コア数 6 コア
スレッド数 12 スレッド
クロック周波数 2.5GHz
最大動作クロック周波数 4.4 GHz
ブランド 玄人志向
GPU GeForce RTX 3060 Ti
GPUメモリ(VRAM) GDDR6 8GB
メモリクロック 14Gbps
バスインターフェイス PCI Express 4.0
搭載端子 HDMIx1 DisplayPortx3

AMD Ryzen

続いて、AMD製おすすめCPU3点とGPUの組み合わせを紹介

こちらも同じグレード帯同士で組み合わせるという考え方は、Intel製と同様です。

Ryzen 9 5950X GeForce RTX 3090

「Ryzen 9 5950X」と「GeForce RTX 3090」の最上位モデル帯同士の組み合わせ。

16コア32スレッドのCPUとコンシューマー向け最高クラスのGPUの組み合わせは、ゲームだけでなく高度なクリエイティブ作業でも快適です。

「GeForce RTX 3090」だけでもかなり高額ですので、プロのストリーマーやクリエイターに向けた構成と考えてください。

Ryzen 9 5950X 基本スペック
CPUソケット Socket AM4
コア数 16 コア
スレッド数 32 スレッド
クロック周波数 3.4GHz
最大動作クロック周波数 4.9GHz
ブランド GAINWARD
GPU GeForce RTX 3090
GPUメモリ(VRAM) GDDR6X 24GB
メモリクロック 9750MHz (19.5Gbps)
バスインターフェイス PCI Express 4.0 x16
搭載端子 HDMIx1 DisplayPortx3

「Ryzen 9 5950X」と「GeForce RTX 3090」の組み合わせのゲーミングPCは以下のリンクからご覧ください。

Ryzen 7 5800X GeForce RTX 3080

4KやフルHD240fps環境でのゲームプレイが可能な「Ryzen 7 5800X」と「GeForce RTX 3080」の組み合わせ。

マルチスレッド性能が高く、ゲーム用途以外でのパフォーマンスにも期できます
かなりスペックの高い構成ですので、よほど負荷のかかる作業でなければ快適に動作してくれるでしょう。

Ryzen 7 5800X 基本スペック
CPUソケット Socket AM4
コア数 8 コア
スレッド数 16 スレッド
クロック周波数 3.8GHz
最大動作クロック周波数 4.7GHz
ブランド 玄人志向
GPU GeForce RTX 3080
GPUメモリ(VRAM) GDDR6X 10GB
メモリクロック 19Gbps
バスインターフェイス PCI Express 4.0 x16
搭載端子 HDMIx1 DisplayPortx3

「Ryzen 7 5800X」と「GeForce RTX 3080」の組み合わせのゲーミングPCは以下のリンクからご覧ください。

Ryzen 5 5600X GeForce RTX 3070

現行のRyzenシリーズで売れ筋の「Ryzen 5 5600X」と「GeForce RTX 3070」の組み合わせ。

「Apex Legends」ならフルHD200fps前後でのプレイが視野に入ってきます。
趣味でゲームを楽しむのであれば、十分なパフォーマンスが期待できる構成です。

Ryzen 9 5950X 基本スペック
CPUソケット Socket AM4
コア数 6 コア
スレッド数 12 スレッド
クロック周波数 3.9GHz
最大動作クロック周波数 4.4GHz
ブランド MSI
GPU GeForce RTX 3070
GPUメモリ(VRAM) GDDR6 8GB
メモリクロック 14Gbps
バスインターフェイス PCI Express 4.0
搭載端子 HDMIx1 DisplayPortx3

「Ryzen 5 5600X」と「GeForce RTX 3070」の組み合わせのゲーミングPCは以下のリンクからご覧ください。

ゲーミングPCのCPU・GPU交換の注意点

ゲーミングPCは、自分の手でカスタマイズできることも魅力のひとつ。
CPUやGPUを交換して、PCのグレードアップを考えている方も多いと思います。

そこでここからは、ゲーミングPCのCPU・GPUを交換する際に気を配りたい注意点をいくつか解説します。

はじめてゲーミングPCのパーツ交換をする方は、ぜひこちらを参考にしてみてくださいね

CPU交換

最初に解説するのはCPU交換時の注意点についてです。

どちらも重要なことですので、必ず事前に確認するようにしてください。

マザーボードの型番

交換するCPUが以前と同じメーカーのものであっても、マザーボードによっては交換不可な場合があります。
CPUを交換する際は、まず最初にマザーボードの型番を確認しましょう。

マザーボードの型番の確認方法は大きく分けて以下の3通りの手段があります。

  • 製品に記載された型番を目視で確認
  • パッケージで確認
  • ハードウェア分析ソフトで確認

おすすめなのは、フリーの分析ソフトを使用して型番を調べる方法です。
フリーソフトの「CPU-Z」であれば、マザーボードとCPUの型番を併せて確認できるのでおすすめですよ。

マザーボードの型番が確認できたら、メーカーサイトで対応するCPU(プロセッサ)を確認しておきましょう

ソケット形状

ソケットとは、マザーボードにCPUを取り付ける場所のことです。
ソケットの形状が異なる場合は、そのマザーボードにCPUを取り付けることができません。

ソケット形状が一致していれば、マザーボードにCPUを取り付けることはできますが、マザーボードのチップセットによっては、CPUが正常に動作しない可能性があります

前述したように、マザーボードがどのCPUに対応しているかを必ず確認するようにしてください。

GPU交換

GPU(グラフィックボード)の交換でよく起こるのが、電力関係のトラブルです。

GPUに必要な電力を確保できるよう、以下の2点をしっかり確認しておきましょう。

補助電源のコネクター

ミドルレンジ以上のグラフィックボードには、電源ユニットから直接電力を供給する必要のあるモデルも存在します。
この時使用されるのが、補助電源コネクターです。

補助電源コネクターには、8ピンと6ピンの2種類があり、コネクター数はグラフィックボードによって異なります。

GPUを交換する際には、購入予定のグラフィックボードの補助電源コネクターの形状と数を確認して、お手持ちの電源ユニットが対応しているか確認するようにしましょう

電源ユニットの電力容量

グラフィックボードと電源ユニットの規格が合っていることを確認したら、電源ユニットの電力容量とPC全体の消費電力も確認しましょう。

グラフィックボードはPCデバイスの中でも、トップクラスに電力を消費するパーツです。
グラフィックボードを新調したことで、これまでの電源ユニットの電力容量では足りなくなってしまう可能性があります

電源ユニットの電力容量に余裕がない場合には、電源ユニットを変更するか、グラフィックボードを見直すことを検討しましょう。

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「代々木アニメーション学院」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!

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ゲーミングPCのCPUについてまとめ

今回Ludusでは、ゲーミングPCのCPUについて以下の内容をお伝えしました。

  • CPUとは人間の頭脳と同じでPC全体の統括とデータ処理を担う重要なデバイス
  • 現行のCPU市場は、IntelとAMDの2社が独占している状態
  • Intel製CPUはゲームなどの単一処理に、AMD製CPUはマルチタスク作業に強い傾向がある
  • CPU・GPUの組み合わせは、ボトルネックに注意して相性の良い組み合わせを選択したい
  • CPUを交換する際には、マザーボードが対応しているか確認が必要
  • GPUを交換する際には、電源ユニットの電力容量を超えないか確認が必要

CPUは、ゲーミングPCにおいてGPUに次いで重要視されるパーツです。
ただ高性能なモデルを選ぶのではなく、PCの構成に合わせて最適なモデルを選択するようにしましょう。

シェア争いを続けるIntelとAMDを背景に、年々進化し続けるCPU。
ぜひ、自分に最適なCPUを手に入れて、理想のゲーム環境を実現しましょう

まつたろー
まつたろー
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監修者:Pacific Metaマガジン編集部

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