「ゲーム配信がしたいけど、なにを用意すればいいのか分からない・・・」という悩みを抱えている人は多いと思います。
今回Ludusでは、ゲーム配信用PCで最も重要なCPUのRyzenについて以下の内容を中心に紹介します。
- ゲーム配信用PCにはCPUが最も重要!
- ゲーム配信用のPCの重要パーツと役割について
- Ryzenはゲーム配信のCPUにはオススメ!
- Ryzenシリーズの型番の見分け方について
- ゲーム配信にオススメのRyzen CPUシリーズとは?
- ゲーム配信にオススメのRyzen CPU・GPUの組み合わせについて
- ゲーム配信にはライブ配信サービス「21LIVE」
- ゲーム配信ストリーマーを目指すなら「総合学園ヒューマンアカデミー」!
ゲーム配信用PCはCPUが最重要
まず最初に、ゲーム配信でのCPUがどれだけ重要かについて説明します👀
ゲーム配信性能に影響
性能の高いCPUを使用すると、YoutubeやTwitchなどで配信する場合に、高画質での配信が可能になります。
なぜなら、配信をする時にエンコードと呼ばれる処理が行われますが、そのエンコードに相当な量のCPUパワーが消費されるからです。
PC負荷を軽減
CPUはPCの処理全般を担当します。
ゲーム配信は、ゲームや映像の取り込み、録画など重い作業を同時に行わないといけないので、より高性能なCPUが必須です。
CPUの性能が高くなれば、重い作業を同時に行う時に動作が重くなりにくくなります。
動画編集・エンコード速度の向上
動画編集というのは、容量の重い動画を編集することになるのでスペックの低いCPUを選んでしまうと、動作がカクついてしまうとか最悪の場合、動作しないこともあります。😵
エンコードは特にCPUの性能が表れやすいので、高性能なCPUを選ぶとエンコード時間が短くなります。
グラフィックボードの性能を引き出す
グラフィックボード(GPU)に命令を出すのはCPUなので、CPUのスペックが悪い、つまり命令が遅いと、どれだけ性能の高いGPUを用意しても、その性能をフルに引き出すことが出来ません。
勘の良い人なら気づいてるでしょうか。
そうです、CPUとGPUは「組み合わせによって、片方もしくは両方の性能が著しく低下または向上する」という相性のようなものがあります。
「ゲーミングpc」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!

ゲーム配信用PCの重要パーツと役割
続いて、ゲーム配信用PCの重要パーツとその役割について紹介します🎮
「CPU」ゲームプレイ・エンコード・配信性能
CPUは、人で言う頭脳のようなものでCPUの性能が高いと、PCそのものの処理性能が高くなります。
間違いなく最重要のパーツなので、可能な限り高性能の物を選ぶことをオススメします。
「グラフィックボード(GPU)」高画質ゲームプレイ
主に映像処理を行うパーツです。
映像処理が多いゲーミングPCには必須で、ゲームによってはGPUがないと動作しない場合もあります。
CPUの性能を確認してから選ぶのをオススメします。
「メモリ」CPU処理性能UP・負荷軽減
CPUが処理するデータを一時的に保存します。
メモリの容量が大きい程PCの動作がスムーズになります。
ゲーミングPC用なら8GB、可能なら16GB以上のメモリを購入することをオススメします。
「ストレージ」ゲーム・動画保存
データを長期間保存しておくためのパーツです。
PC内部に備え付けられており、HDDとSSDの2種類に分けられます。
SSDはデータの読み書きが高速で行ってくれますが、HDDに比べて値段が高めです。
HDDは、データの読み書き速度ではSSDより遅いですが、SSDよりも値段が安めです。
ゲーム配信のCPUにはRyzenがおすすめ
こちらでは、Ryzenがゲーム配信のCPUにオススメな理由について、Ryzenについての説明もしながら紹介していきます👀
Ryzenとは
まずはRyzenについて説明します。
AMDの開発したCPUパーツ
Ryzenは、世界的なCPUメーカーのAMD社が作っている高性能なCPUブランドのことです。
Ryzenは、その性能の高さから自作PCを制作する方の間では絶大な人気を誇っています。
自作PCを制作する方というのは、その道のプロということなので、その方々から認められているほど高性能ということになります🏆
IntelのCore iシリーズの対抗製品
現在でも大人気なCore iシリーズは、そのスペックの高さからRyzenが登場する前から多くの人から重宝されていました。
しかし、初代Ryzenが発表された当時は「Core iシリーズのスペックを凌ぐのでは?」という噂が流れるほど世界から注目を浴びました。
実際に発売されてからも、間違いなくインテル社に脅威を与えたと言っても過言ではない程のスペックの高さを誇ります。
ゲーム配信で「Core i」より「Ryzen」がおすすめな理由
では、実際にCore iよりもRyzenの方がゲーム配信でオススメの理由を説明します。
クリエイター向けCPU
こちらに関しては、GPUの組み合わせ次第になりますが、Ryzenはマルチタスクに強いので、例えば画像のレンダリングやファイルの圧縮、プログラミングなど複数の作業を同時に行うことが多いクリエイターに適した性能になっています。
ちなみに、プログラミング作業に関してはRyzenの方が圧倒的に有利です✨
マルチタスク性能が高い
Ryzenの強みは、コア数の多さです。
コア数はCPUの中にある頭脳のようなもので、通常のCPUのコア数は4~6個程度ですが、最新のRyzen9 9900Kには12個ものコア数が入っています。
12個コア数が入っているという事は、12個の仕事を同時に行うことが出来るので動画配信をしながらゲームをプレイするといったゲーム配信に非常に強いです。
セキュリティが高い
さらに、コールドブート攻撃と呼ばれる、システムがスリープモードやスタンバイ状態の場合に、暗号化鍵の情報をシステムのメモリから抽出する攻撃などの他社からの攻撃にも対応してくれます。
起動してからシャットダウンするまでPCをしっかりと保護してくれるので、安心して使用することが出来ます。
ゲームプレイだけならIntelのCore iのほうが高性能
しかし、一方でゲームプレイだけをする、つまり処理の中でマルチタスクをしないという場合は、シングルコアに特化したIntelの方が快適にプレイすることが出来ます。
どちらのCPUを買うのかは、自分の目的に合わせて決めましょう。
Ryzenシリーズ型番の見分け方
こちらでは、Ryzenシリーズの型番の見分け方について解説します。
「シリーズナンバー」Ryzen 9,7,5,3
シリーズナンバーは、言葉通りでCPUのシリーズを表しています。
数字が高い程、性能が高くなっており、9の上に「Threadripper(スレッドリッパー)」があります。
「世代」~2000,3000,5000,
先頭の数字がCPUの世代を表しています。
ただし、第4世代のみ先頭の数字が5になっているので、ご注意ください。
「CPUタイプ」~X,G,T,S
そのCPUのタイプを表していますが、つまり「そのCPUが得意なこと」を表しています。
例えば、X→性能重視、G→グラフィック搭載、T→省電力モデル、S→省電力&グラフィック
という風に分けられています。
ゲーム配信におすすめのRyzen CPUシリーズ解説
当然ですが、世代によって性能が変わります。
では、どの世代のものがオススメなのかまた、その世代でオススメの商品についても紹介します。
価格を抑えたいなら第3世代
まず第3世代について紹介します。
コストパフォーマンスが高い
第3世代は、第4世代が登場したことによる影響で、新品を入手するのは困難になってはいますが未だに現役で使われているものもあります。
また、第2世代と比較するとシングルコア性能が大幅に向上しており、第4世代よりも価格が安いので非常にコストパフォーマンスが高いです。
ミドルクラス向け
また、第4世代にはミドルクラスのCPUが登場していないのですが、第3世代はミドルクラス向けの性能になっています。
なので、ミドルクラスの場合は第3世代がオススメです
第3世代おすすめ
第3世代で未だに現役で活躍が出来る商品を紹介します。
Ryzen 5 3600
第3世代の中でRyzen 5 3600よりも性能の高いCPUは、いくつか存在していますが、Ryzen 5 3600は他のCPUよりも圧倒的に安いという長所があります。
安くて高性能なCPUが欲しい方には特にオススメです。
Ryzen 5 3600の特徴ですが、Ryzen 5 3500と比較すると以下の4点があげられます。
- ベース&ブーストクロックの向上
- メモリ周波数の最大値が向上
- PCI-Express Gen4対応
- キャッシュメモリが倍増
Ryzen 7 3700X
Ryzen 7 3700Xは、Ryzen 5 3600よりも値段は高くはなってしまいますが、性能面ではRyzen 5 3600を大きく上回っています。
より性能の良いCPUが欲しい方にオススメです。
Ryzen 7 3700の特徴ですが、以下の3点があげられます。
- Ryzen 3000シリーズの中でも高いゲーミングパフォーマンスを持っている。
- CPUクーラー「Wraith Prism」が同梱されている。
- BTOメーカーのラインナップが多い。
高い性能を求めるなら第4世代
第4世代は第3世代よりも高性能です。
第4世代の特徴について紹介します。
現時点の最新モデル
第4世代は現時点での最新モデルで、その性能は第3世代を凌駕しています。
まず、CPUを構成している「CCX」と呼ばれるコアのクラスタの設計が見直されたことにより、メインメモリへのアクセスを減らすことで処理速度を更に向上させることに成功しました✨
また、これまで改善を重ねてきたシングルスレッド性能が更に改善され、発表会ではIntelの「Core i9-10900K」とRyzen 9 5900Xと比較した時、Ryzen 9 5900Xがシングルスレッド性能で大幅に上回るというスライドが表示されました。
ミドルエンド~ハイエンドクラス向け
CPUにおける中級モデルのミドルクラスから最上級モデルのハイエンドクラスまで、幅広く対応しております。
主流CPUとしてはトップクラスの性能を誇っています。
第4世代おすすめ
高性能な第4世代でオススメできる商品を紹介します。
Ryzen 5 5600X
Ryzen 5 5600Xは、5000シリーズで唯一発熱が少ないうえにCPUクーラーが付属している、とても扱いやすいCPUとなっています。
また値段も5000シリーズの中では安価なので、予算が限られているかつ最新のCPUを使用したい方にオススメです。
Ryzen 5 5600Xの特徴ですが、以下の3点があげられます。
- 5000シリーズで唯一CPUクーラー「Wraith Prism」が同梱されている。
- クロックあたりの性能が1.2倍
- Socket AM4最後のCPU
Ryzen 9 5900X
Ryzen 9 5900Xは、5000シリーズの中でも最上級の性能を誇っているCPUです。
まずマルチ性能が圧倒的に高く、Intel最上位のCore i9 10900Kよりも高いだけではなく、シングルスコアですら大きく上回っています。
とにかく高性能なCPUが欲しい方にオススメです。
Ryzen 5 5600Xの特徴ですが、前世代のRyzen9 3900Xと比較すると以下の2点があげられます。
- Zen3のアーキテクチャでレイテンシが改善された。
- シングルスコアも大幅に上昇した。
ゲーム配信におすすめのRyzen CPU・GPU組み合わせ一覧
前半にCPUとGPUには相性のようなものがあると説明しましたが、こちらではオススメのCPU・GPUの組み合わせを紹介します。
Ryzen 5 3600・GTX 1650 SUPER
筐体 | タワー |
CPUスコア | 17830 |
コア数 | 6コア |
三次キャッシュ容量 | 32MB |
CPU周波数 | 3.6GHz |
二次キャッシュ容量 | 3MB |
Ryzen5 3600の6コア12スレッドは非常に心強く、コスパもとても高くなっています。
GTX 1650 SUPERは、他のGPUと比較して低価格で入手することができ、ゲーム配信をするには物足りませんがゲームプレイするだけなら、問題なく遊ぶことが出来ます。
Ryzen 7 3700X・RTX 3060
筐体 | タワー |
CPUスコア | 22732 |
コア数 | 8コア |
三次キャッシュ容量 | 32MB |
CPU周波数 | 3.6GHz |
二次キャッシュ容量 | 4MB |
Ryzen 7 3700Xについての解説は、「ゲーム配信におすすめのRyzen CPUシリーズ解説」でしてあるので割愛します。
RTX3060は、ミドルクラス向けのGPUでGPUメモリ容量が12GBと大容量になっているのが嬉しい点です。
性能としては、ゲーム配信だけでなく動画編集も快適に行えるほど高性能になっています。
Ryzen 5 5600X・RTX 3060 Ti
筐体 | タワー |
CPUスコア | 22027 |
コア数 | 6コア |
三次キャッシュ容量 | 32MB |
CPU周波数 | 3.7GHz |
二次キャッシュ容量 | 3MB |
Ryzen 5 5600Xについての解説は、「ゲーム配信におすすめのRyzen CPUシリーズ解説」でしてあるので割愛します。
こちらは、非常に負荷の高いゲームでも問題なく動作するぐらいに性能が高く、動画配信では使用するソフトにもよりますが、VTuberのようにアバターを表示することも可能です。
Ryzen 9 5900X・RTX 3090
筐体 | タワー |
CPUスコア | 39362 |
コア数 | 12コア |
三次キャッシュ容量 | 64MB |
CPU周波数 | 3.7GHz |
二次キャッシュ容量 | 6MB |
Ryzen 9 5900Xについての解説は、「ゲーム配信におすすめのRyzen CPUシリーズ解説」でしてあるので割愛します。
RTX 3090は、価格が20万前後もする最上位モデルになっておりその性能は圧倒的です。
ゲーム配信や動画編集、アバター表示など何でも問題なく動作しますが、やはり価格が高いので購入を検討する際は、所持金と相談することをオススメします。
「ゲーム配信 アバター」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!

ゲーム配信にはライブ配信サービス「21LIVE」がおすすめ
21LIVEは、ゲーム配信だけではなく雑談や料理など幅広いジャンルのものを配信することが出来ます。
まず、webブラウザ上でできるのでアプリをインストールする必要が無いです。
魅力としては、配信中にリスナーから送られるギフトでコインを獲得して、獲得コインから報酬を得ることが出来るのですが、他の配信サービスとは違って報酬を受け取るための審査等がありません。
また、有名人が参加しているようなライブ配信サービスではないので、一般ユーザーでもライブ配信がしやすい環境になっています。
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総合学園ヒューマンアカデミーには、「ストリーマー専攻」というコースがあります。
ストリーマーとして必要なゲーム技術、ゲームの知識、話術、動画編集技術などについてプロ講師から学ぶことができます😍
短期間ではあるものの、ゲーム実況動画の企画から配信までを学ぶ、更に卒業後は動画配信会社やイベント会社への就職、ストリーマーとして活躍するために技術や経験を磨き続けることが可能です。
また、学校で使用されているゲーミングPCはハイエンドクラスなので、最新かつ快適な環境が整えられていることが魅力です。
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「ゲーム実況 pc」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!

ゲーム配信のRyzenについてまとめ
今回Ludusでは、Ryzenについて以下の内容を紹介しました。
- Ryzenは「Core iシリーズ凌ぐのでは?」と囁かれるほど、スペックが高い。
- 第3世代には未だに現役で使える物がある。
- 第4世代のスペックが圧倒的に高い。
Ryzenは、第5世代の発売がされるという話も出ており、これからどんどん進化を続けていくでしょう。
また、コスパが非常に高いCPUも発売されているので、比較的に手が出しやすい製品になっているので自作のPCを作りたいと思っている方は、Ryzenを使用してみてはいかがでしょうか?