クリエイターのポートフォリオの作り方!作成に役立つサイトも紹介!

クリエイター ポートフォリオ

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クリエイター職の就職活動では、ポートフォリオの作成が欠かせません。

ですが、「ポートフォリオ作りで苦戦している」「どこから手を付けたらいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

Ludusでは今回、クリエイターのポートフォリオ作成方法について紹介します。
内容は以下の通りです。

  • クリエイターにとってのポートフォリオとは?
  • クリエイターがポートフォリオを作るメリット
  • ポートフォリオを作る際に心がけること
  • ポートフォリオに記載する内容について
  • 職種別のポートフォリオ作成ポイント
  • ポートフォリオの作成形式(紙 or Web?)
  • ポートフォリオ作成時におすすめのWebサイト
  • クリエイターへの就職・転職におすすめのエージェントサイトを紹介

ポートフォリオを作るヒントになりそうな情報を幅広く発信していきます。

まつたろー
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よろしければ最後までご覧になってください。

クリエイターにとってのポートフォリオとは?

クリエイティブ業界では、他の職業とポートフォリオの意味合いが若干違っています。

他の業界では経歴やスキルを履歴書のように書き込むだけで済むことが多いですが、クリエイターにとっては作品集の意味合いを持ち、就活で提出が求められることもあります。

作品を見せることでスキルや経験をアピールすると共に、制作に対する熱意や取り組む際の姿勢を見せたり、チーム制作においてどういった役割を果たしてきたかを伝えたりすることも可能です。

クリエイターがポートフォリオを作るメリット

ポートフォリオを作る一番の目的は、就活などでアピールする材料です。

クリエイターは履歴書でどれだけ経歴を書いても、作品を見せないと伝えきれない部分がどうしても出てきます。

ポートフォリオに作品集を載せることで、就職・転職に活かせることがメリットとしては大きいでしょう。

また、作成の過程で自分のスキルを洗い出して整理ができることも利点として挙げられます。

ポートフォリオを自分で見ながら今までの活動を振り返ることで、次の作品に活かしていくことが可能になります。

クリエイターがポートフォリオを作る際に心がけること

ポートフォリオの具体的な作り方に入る前に、心がけるポイントを4つ紹介します。

これらの項目を意識しながら制作に入っていきましょう。

見やすさ、わかりやすさを意識する

ポートフォリオを作る最大の目的は仕事をもらうことなので、採用担当やクライアントに見せることを想定します

見せる相手は自分と波長が合う人ばかりではないですし、会社によっては本職ではない人が目を通すこともあります。

誰が見ても理解できる分かりやすさを重視しましょう

自分を知らない人にもわかるように作成する

多くの場合、ポートフォリオを見る人はあなたのことを何も知らない状態です。

どのような人が、どのような想いで各作品を作ったのかが分かるように説明を入れ、ポートフォリオのどこかには自己紹介も入れましょう。

メインとなるのは作品部分ですが、それらを見ただけでは伝わらない部分もあります。

自分ならではの魅力が伝わるように作成する

自身の得意分野はポートフォリオ内でガンガンアピールしていきましょう。

「作品だけを見て全てを理解して欲しい」という考え方も分かりますが、採用担当者などはそこまで1人1人のポートフォリオをじっくり見てくれるわけではありません。

自信作を最初に持ってくる、得意分野の作品を多く載せる、自分のこだわりポイントをコメントに書くなど、魅力が伝わるように工夫しましょう。

応募先の企業などに合わせた内容にする

これは大前提ですが、応募先企業の要件を良く読み、それに合ったものを作りましょう。

面倒だとしても全く同じポートフォリオを使い回さないようにして、企業ごとに内容を少しずつ変えるのがベターです。

求めている人材は企業それぞれで違うはずなので、相手によってアピールできそうなものを取捨選択していきましょう。

クリエイターがポートフォリオに記載する内容

ここでは、ポートフォリオに記載する具体的な内容について見ていきましょう。

作品をひたすら載せていくだけでは相手に伝わりづらいので、他にも以下のような内容を入れると良いです。

自己紹介・プロフィール

自己紹介はどこかに必ず入れるようにします。
履歴書を同時に出す場合は、内容が重複しないように書くと良いでしょう。

自己紹介はクリエイターとしての経験やスキルをメインに記載し、受賞歴などがあれば優先して目立たせましょう。

クリエイターとしてのこだわりや得意分野などを入れても良いです。

作品・成果物の情報、説明

基本的には作品ごとのコメントを書くようにしましょう。

作品の担当部分、制作期間、使ったツール、制作した経緯、込めたメッセージなどを入れていきます。

ちなみに、自信のある作品は前半につぎ込むようにしてください。
ポートフォリオを全部見てくれるとは限らないので、自信作を後に取っておかない方が良いです。

SNSやブログへのリンク

「紙で提出したけど伝えきれないことが多い」といった場合には、SNSアカウントやブログのURLなどを記載しておくのも1つの手です。

この場合、必ず仕事用に専用のものを作るようにしてください。
私用のアカウントを載せるのはNGです。

クリエイターの職種別!ポートフォリオ作成ポイント

ポートフォリオを作るポイントは職種によっても違ってくるので、この見出しでは職種ごとに個別紹介をおこないます。

デザイナーの場合

Webデザイナー/UIデザイナーなどの場合、相手の目を引きつけたりユーザーが分かりやすいデザインを選んだりすることが大事です。

どういった理由で配置や色合いを決めたか、制作意図を明確に記載するようにしましょう。
自分の考えを論理的に説明することが求められます。

「クリエイター デザイナー」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!

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ディレクターの場合

Webディレクター/ゲームディレクターなどの場合、成果物を見せることよりも自分がどう関わったかをアピールすることが大事です。

スケジュールやグラフなども使いながら、規模がどの程度のプロジェクトで自分は何をしたのか、具体的に提示しましょう

CGデザイナーの場合

CGクリエイター/2Dデザイナー/3Dデザイナー/グラフィックデザイナーなどの場合、静止画と動画どちらをメインにしているかで見せ方が分かれます。

静止画の場合は画像を載せれば良いですが、動画メインでモーションなどを担当した場合は、担当部分の動画を提出する必要があるので、Webページの制作がほぼ必須です。

こちらも他と同じく、自分の作業領域は明確に記載しましょう

クリエイターのポートフォリオの作成形式

最近はポートフォリオをデータで提出することが増えてきたので、Webサイトで予め作っておいたものを、必要に応じて印刷できるようにしておくのが最善策となっています。

紙媒体とWebサイト、それぞれの概要を見ていきましょう。

紙媒体で作成する場合

紙媒体で作成する場合は、クリアファイルやバインダーなどを使い冊子のような形にまとめることが一般的です。

就職活動では、企業によって中身の一部を差し替えながら持ち歩きます。

目次を作るなど、中身が分かりやすくなるように工夫して作成しましょう。

WEBサイトで作成する場合

Webサイトを作成する場合、ポートフォリオ用のWebサービスなどがあるので、最初はそこで作るのが楽でしょう。

テンプレートなども豊富に用意されているので、ドキュメントを登録していくだけでそれっぽい雰囲気に仕上げられます。

もしレイアウトに強いこだわりがあるなら、自分の手で一からWebサイトを立ち上げるのがおすすめです。

Webサイトの作成サービスは数多くあるので、具体的なおすすめサービスは下で紹介します。

クリエイターがポートフォリオを作成する際にオススメのWEBサイト

ポートフォリオサイトを作るのにおすすめのサービスをいくつか紹介します。

作り方に迷ったら、参考サイトとして以下のようなページも見ると良いでしょう。
ポートフォリオ百科 | はたらくビビビット
→デザイナーの就活ポートフォリオが公開されているサイトです。

オリジナルのWEBサイトを作成する場合

一から自分のオリジナルサイトを作りたい場合は、以下のサービスがおすすめです。
自由度が高いので個性的なポートフォリオが作れます。

WordPress

WordPressは、自作のホームページ作成ツールとして圧倒的な人気があります。

プログを作れることで有名ですが、ポートフォリオサイトとしても問題なく利用可能です。

設定を整えるのに少し時間はかかりますが、自由度の高さは非常に高いです。

公式ページ
WordPress.com

Ameba ownd

Ameba owndは、Abemaが運営しているホームページ作成サイトです。

ポートフォリオ用のテンプレートもあり、かなり利便性が高くなっています。

無料で独自ドメインの取得も可能なため、手軽にオリジナルサイトが作れます。

公式ページ
Ameba Ownd(アメーバ オウンド)

strikingly

strikinglyは、サイトの立ち上げや編集がものすごく楽という特長があります。

公開ページのレイアウトのまま直接編集ができるので、Webに関する知識がなくても直感的に使うことが可能です。

公式ページ
無料のウェブサイトビルダー | Strikingly

ポートフォリオ用サイトを利用する場合

はじめからポートフォリオの作成を目的にしたWebサービスも数多く出てきています。

今回は、グラフィックデザイン分野をメインとするポートフォリオサービスを3つ紹介します。

portfoliobox

portfolioboxは、デザイナー/イラストレーター/カメラマンなどに向けたサービスです。

プライベートなページを作ってクライアントを個別に招待することもできるので、非常に実用的な仕様となっています。

クリエイターのためのオンラインポートフォリオ (portfoliobox)

foriio

foriioの特長は、データをアップするだけで公開・共有ができる手軽さにあります。

タグ検索などもしやすく、同業者のポートフォリオ作例を見るだけでも参考になるはずです。

芸術的なアート作品よりも、エンタメ分野など一般の人にも分かりやすい作品が多く目につきます。

foriio – すべてのクリエイターにポートフォリオを

MATCHBOX

MATCHBOXは、クリエイター集団「PARTY」とマイナビクリエイターが共同で企画・開発をした、転職支援の側面が強いポートフォリオサービスです。

採用担当者の声なども載っているので、どういった書き方をすればいいかの参考になります。

MATCHBOX|採用のプロがつくった、ポートフォリオサービス。

動画の作品を紹介したい場合

動画クリエイター/CGクリエイターなど、動画作品を紹介したい場合はYouTubeにチャンネルを作ってアップロードしたものを素材として使うと便利です。

他にもやり方は色々ありますが、チャンネルから人が集まってきて収益を得られる可能性もありますし、容量を気にせずアップロードできるという利点もあります。

クリエイターの就職・転職にオススメのサイト2選

記事の最後に、クリエイターの仕事を探すならおすすめのエージェントサイトを2つ紹介します。

クリエイターに転職したいという方や、フリーランスとして働きたいと考えている方は、特に注目してご覧ください。

マイナビクリエイター

マイナビクリエイターおすすめサイトの1つ目は、ゲーム・Web・IT業界専門の転職支援サービスであるマイナビクリエイターです。

マイナビクリエイターにいる担当者(キャリアアドバイザー)はクリエイティブな業界に精通しており、業界の転職に役立つノウハウをしっかりと教えてくれます。

日程調整や企業への連絡なども担当者が代行してくれるので、現在の本業が忙しくても転職活動にかかる労力はかなり削減可能です。

また、マイナビクリエイターは上でも紹介したポートフォリオ作成サービス「MATCHBOX」の展開もおこなっているので、ポートフォリオ作成と連動した活動をおこなうことができます。

ゲーム・Web・IT業界のクリエイターを目指したいのであれば、真っ先に登録しておきたいエージェントサイトです。

G-JOBエージェント

おすすめサイトの2つ目は、G-JOBエージェント

こちらはゲーム業界のみに特化しているエージェントサイトなので、ゲームクリエイターを目指すには最適なエージェントサービスです。

G-JOBエージェントでは会員登録時に履歴書・ポートフォリオを提出し、その後の面談を経ておすすめの求人を紹介してもらえる流れとなっています。

ポートフォリオを含めた書類作成の指導もおこなっているため、業界のノウハウが無くても安心して活動を始めることが可能です。

G-JOBエージェントでコンサルタントになるためには「ゲーム会社での人事経験3年以上」「ゲーム開発現場のマネージメント経験」「国家資格コンサルタント所有者」のいずれかの条件を満たす必要があるため、指導の説得力・納得感も高いです。

公式ページには就職に役立つコラム記事なども掲載されているので、登録前にまずは雰囲気を確認してみてはいかがでしょうか。

「G-JOBエージェント」について詳しく知りたいという方は、こちらの記事もあわせてご覧ください!

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クリエイターのポートフォリオについてのまとめ

今回Ludusでは、クリエイターのポートフォリオ作成方法を紹介してきました。
最後に、記事のポイントを改めて振り返ります。

  • クリエイターにとってのポートフォリオは作品集であり、就活では作成必須のアイテム
  • ポートフォリオを作る際には「自分のことを知らない人にも分かりやすく説明する」「企業の求める人材に合わせつつ自分ならではの魅力をアピールする」ことを心がけると良い
  • ポートフォリオには「自己紹介」「作品の説明」「SNS・ブログなどへのリンク」を含めると良い
  • 職種によっても書き方は少しずつ異なるが、作業領域を明確にして制作意図をはっきりさせることは共通して大切なポイント
  • ポートフォリオはWebと紙、両方で作成すること
  • Webで作成する場合はポートフォリオ用サービスを使うと楽
  • 転職エージェントなども組み合わせると効率的に動くことができる

まだ作り方がピンと来ないという方は、他の人のポートフォリオを見るところから始めてみましょう。

魅力を感じる部分があればそれをメモして、自分なりにアレンジしてみてください。

まつたろー
まつたろー
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

Pacific Metaマガジン編集部は、Web3、NFT、メタバース、DeFi、ブロックチェーン、GameFiなどの新たなデジタルエコノミーに精通する専門家集団です。 常に最新のトレンドを追求し、読者にわかりやすく伝えることを目指します。