国内・海外の有名グラフィックデザイナー!若手も紹介!

グラフィックデザイナー 有名

※本サイトは掲載するECサイト等での購入実績に基づいて一部報酬を受領しています。

将来グラフィックデザイナーを目指したいという方は、目標にするデザイナーを決めておくというのも進路を考える上で重要です。

今回Ludusでは、有名グラフィックデザイナーを国内外問わず紹介します。
見出しは以下の通りです。

  • グラフィックデザイナーの有名人(日本)
  • グラフィックデザイナーの有名人(世界)
  • 若手の有名グラフィックデザイナー
  • 有名グラフィックデザイナーのインスタグラム
  • 世界の有名グラフィックデザイン会社
  • グラフィックデザイナーになるための専門学校2校

気になる人物がいれば、ぜひその人のSNSなどをチェックしてみてください。

まつたろー
まつたろー
ぜひ、最後までご覧ください。

グラフィックデザイナーの有名人(日本)

まずは日本人のグラフィックデザイナーから紹介します。

画家のように抽象的なデザインを描く方もいれば、日用品に使われている親しみやすいロゴを描く方おり、その作風は千差万別です。

原研哉

所属 株式会社日本デザインセンター
日本グラフィックデザイナー協会
主な実績/代表作 世界インダストリアルデザインビエンナーレ大賞受賞
学歴 武蔵野美術大学大学院
出身地 岡山県
生年月日 1958年6月5日
公式サイト HARA DESIGN INSTITUTE
SNS 原研哉 / Twitter

広告デザインのほかアートディレクションや企画といった仕事も担当している原 研哉(はら けんや)さん。

余白を生かしたデザインが特徴的で、無印良品のアートディレクターなどにも抜擢されています。

2020年東京オリンピックの公式エンブレムの選考では最終3作品まで残り話題にもなりました。

佐藤可士和

所属 株式会社SAMURAI
主な実績/代表作 ユニクロ・GUのロゴ等
学歴 多摩美術大学
出身地 東京都
生年月日 1965年2月11日
公式サイト KASHIWA SATO
SNS SAMURAI / Twitter

クリエイティブスタジオ「株式会社SAMURAI」を設立し、代表取締役に就任している佐藤 可士和(さとう かしわ)さん。

直線的な表現や原色を使った色彩構成が特徴的で、ラフなタッチのイラスト表現が目を引きます。

また、2021年には「佐藤可士和展」を国立新美術館で開催しており、約30年にわたる活動の歴史を紹介しています。

永井一正

所属 日本デザインセンター最高顧問
日本グラフィックデザイナー協会特別顧問
主な実績/代表作 紫綬褒章受章(1989年)
学歴 東京藝術大学中退
出身地 大阪府
生年月日 1929年4月20日
公式サイト 日本デザインセンター

2020年東京オリンピックでは、エンブレムのデザイン選考で審査員代表を務めた永井 一正(ながい かずまさ)さん。

JRグループの共通シンボルマーク、富山県シンボルマーク、茨城県章などのロゴデザインなどで知られています。

かつては幾何学模様の抽象表現を中心に描いていましたが、1987年頃からは動物を題材にした具象表現に切り替え、非常に幅広い作風を見せています。

佐藤晃一

所属 多摩美術大学名誉教授
主な実績/代表作 毎日デザイン賞受賞
学歴 東京芸術大学
出身地 群馬県
生年月日 1944年8月9日

作風は「超東洋的」とも評され、色彩と形を自在に操る独自表現を見せる佐藤 晃一(さとう こういち)さん。

俳句とグラフィックデザインを融合させた「俳グラ」作品などが有名です。

自分のデザインイメージを紙面に再現するには印刷技術やインク、色指定や校正などの知識が不可欠として、グラフィックデザインと印刷表現の可能性を追求する企画「グラフィックトライアル2013」に参加したことでも知られています。

服部一成

所属 多摩美術大学グラフィックデザイン学科教授
主な実績/代表作 亀倉雄策賞受賞(2004年)
学歴 東京芸術大学
出身地 東京都
生年月日 1964年12月24日
公式サイト 多摩美術大学 教員紹介
SNS Kazunari Hattori_info / Instagram

少年時代は野球選手を志していたが、グラフィックデザイナーという職業に出会って次第に憧れが移っていったという服部 一成(はっとり かずなり)さん。

『キユーピーハーフ』『淡麗グリーンラベル』などの広告デザインや、『ポカリスエット』などのパッケージデザインを担当したことで知られています。

その他にも、ロゴデザイン、ブックデザイン、CDジャケットデザインなど幅広い仕事をおこなっています。

亀倉雄策

所属 日本グラフィックデザイナー協会
主な実績/代表作 紫綬褒章受章(1980年)
学歴 新建築工芸学院
出身地 新潟県
生年月日 1915年4月6日
公式サイト 日本デザインセンター

日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)初代会長である亀倉 雄策(かめくら ゆうさく)さん。

フジテレビの旧シンボルマーク、1964年開催の東京オリンピック・シンボルマーク、ヤクルトスワローズの旧ユニフォームなどを手掛けました。

身近で誰にでも親しまれるデザインを数々考案しており、今もそのデザインの流れは残り続けています。

大貫卓也

所属 大貫デザイン
主な実績/代表作 東京ADC賞
学歴 多摩美術大学
出身地 東京都
生年月日 1958年

大学卒業後に所属していた博報堂では会社の顔とまで言われていた大貫 卓也(おおぬき たくや)さん。

1993年1月には博報堂を退社し大貫デザインを設立しています。

ボトルデザインから手がけた資生堂の「TSUBAKI」に、愛知万博のデザインやSoftBankのロゴマークなどが代表作として挙げられます。

浅葉克己

所属 浅葉克己デザイン室
主な実績/代表作 紫綬褒章受章(2002年)
学歴 桑沢デザイン研究所
出身地 神奈川県
生年月日 1940年3月18日

文字をデザインに取り入れるタイポグラフィ制作の第一人者と呼ばれる浅葉 克己(あさば かつみ)さん。

西武百貨店の「おいしい生活」、サントリーの「夢街道」、武田薬品の「アリナミンA」、長野オリンピック公式ポスター、民主党ロゴマークなど、その仕事は多岐に渡ります。

また、卓球が非常に上手いことでも知られており、6段の腕前を持つ浅葉さん。
卓球のイメージアッププロジェクトにもデザイナーとして関わっています。

佐藤卓

所属 株式会社佐藤卓デザイン事務所
主な実績/代表作 紫綬褒章受章(2021年)
学歴 東京芸術大学大学院
出身地 東京都
生年月日 1955年
公式サイト TSDO Inc.

パッケージデザインなどを中心に活動している佐藤 卓(さとう たく)さん。

「ニッカウヰスキー」、ロッテのキシリトールガム、「明治おいしい牛乳」など食品関係のパッケージデザインでおなじみです。

テレビ番組のアートディレクションや商品企画など、デザイン以外にも様々な活動をおこなっています。

日比野克彦

所属 東京芸術大学
主な実績/代表作 毎日デザイン賞グランプリ(1999年)
学歴 東京芸術大学院
出身地 岐阜県
生年月日 1958年8月31日
公式サイト hibinospecial page!
SNS 日比野克彦 / Twitter

段ボールを使った作品などが特に知られている日比野 克彦(ひびの かつひこ)さん。

岐阜県の長良川で毎年冬至に行われているイベント「こよみのよぶね」で監修を務めたり、2020年東京オリンピックの聖火リレーではJR岐阜駅前から走者を務めたりと、地元に根ざした活動が印象的です。

2022年4月からは、6年の任期で東京芸術大学の学長を務めることが決まっており、今後もさらなる活躍が期待されます。

小杉幸一

所属 株式会社onehappy
主な実績/代表作 東京ADC賞受賞
学歴 武蔵野美術大学
出身地 神奈川県
生年月日 1980年10月19日
公式サイト onehappy
SNS 小杉幸一 / Twitter
小杉 幸一 | Facebook

アートディレクターとして様々な活動をおこなっている小杉 幸一(こすぎ こういち)さん。

グローバル戦略を見据えたアパレル事業のブランディングや、自己ブランドである「FLOWORD」を開発するなどしています。

私たちの身近なところでは、SUNTORY「特茶」、SUZUKI「HUSTLER」「XBEE」「SPACIA」なども手掛けており、日本テレビ「ガキの使いやあらへんで」ではタイトルデザインも担当しました。

松永真

所属 松永真デザイン事務所
主な実績/代表作 旭日小綬章(2018年)
学歴 東京藝術大学
出身地 東京都
生年月日 1940年4月13日

日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)の理事も務めている松永 真(まつなが しん)さん。

ベネッセ、バンダイ、西友、カゴメ、カルビーなど、多ジャンルに及ぶ有名企業のロゴなどを手掛けています。

海外の大規模な個展も多く開いており、ニューヨーク近代美術館、ヴィクトリア・アルバート美術館ほか、世界各国90箇所の美術館などに多くの作品が永久保存されています。

田中一光

所属 田中一光デザイン室
主な実績/代表作 文化功労者顕彰(2000年)
学歴 京都市立美術専門学校
出身地 奈良県
生年月日 1930年1月13日

昭和を代表するグラフィックデザイナーとして活躍し、2002年にこの世を去った田中 一光(たなか いっこう)さん。

毎日芸術賞、第一回亀倉賞、紫綬褒章、文化功労者など、活躍を称える受賞歴は華々しいものがあります。

1964年の夏季東京オリンピックでは、参加メダル背面のデザインや施設シンボルデザインを手掛け、1972年の冬季札幌オリンピックでは、入賞メダル背面のデザインや参加招待状デザインを手掛けるなどもしています。

森本千絵

所属 goen°
主な実績/代表作 伊丹十三賞(2012年)
学歴 武蔵野美術大学
出身地 青森県
生年月日 1976年4月26日
公式サイト goen°
mono°goen°
SNS 森本千絵 / Twitter

博報堂の入社試験では2トントラックサイズのポートフォリオを搬入したというエピソードを持つ森本 千絵(もりもと ちえ)さん。

第4回伊丹十三賞は女性初・最年少での受賞となりました。

Canon「ミラーレス一眼 EOS M2」、KIRIN「8月のキリン」「一番搾り」のパッケージデザインなどで知られ、Mr.Children、AKB48、松任谷由実、ゆずなどのCDジャケットデザインも務めています。

吉田ユニ

所属 大貫デザイン → 独立
主な実績/代表作 毎日デザイン賞2019
学歴 女子美術大学
出身地 東京都
生年月日 1980年10月2日
公式サイト YUNI YOSHIDA
SNS 吉田ユニ / Twitter
YUNI YOSHIDA / Instagram

かわいいのにどこか毒があるようなデザインが特徴的な吉田 ユニ(よしだ ユニ)さん。

当初は大貫デザインへ入社し、上でも紹介した大貫卓也さんに師事していましたが2007年には独立。

ラフォーレ原宿、パルコ、渋谷ヒカリエといった広告デザインを手掛けたほか、木村カエラ、星野源、ぼくのりりっくのぼうよみといったアーティストのCDジャケットも担当しました。

また、2017年には情熱大陸で特集されたこともあるため、そこで名前を知ったというかたも居るのではないでしょうか。

長嶋りかこ

所属 village®
主な実績/代表作 東北ユースオーケストラ(2016-)
学歴 武蔵野美術大学
出身地 茨城県
生年月日 1980年11月11日
公式サイト Rikako Nagashima
SNS 長嶋 りかこ | Facebook

人間と自然の関係や、自然物としての人間本来の心のありようをテーマにすることが多い長嶋 りかこ(ながしま りかこ)さん。

2014年にデザイン会社「village®」を設立し、アートディレクションなどの総合演出も手掛けています。

2020年東京オリンピックではエンブレムのデザイン審査員も務め、今後の活躍にも期待がかかります。

宮田裕美詠

所属 ストライド
主な実績/代表作 JAGDA新人賞2013
出身地 富山県
公式サイト miyatayumiyo (stride.me)
SNS 宮田裕美詠 / Instagram
stride / Twitter

ストライドの主宰を務め日本グラフィックデザイナー協会会員である宮田 裕美詠(みやた ゆみよ)さん。

地元富山県に根ざした活動が非常に多くなっており、地元の名産品のパッケージデザインやイベントのポスターデザインなどを数多く手掛けています。

グラフィックデザイナーの有名人(世界)

続いては、海外の有名グラフィックデザイナーにも目を向けましょう。

言葉は分からなくても、その方のデザインを見れば何か通じるものはあるはずです。

Stefun Sagmeister

所属 Sagmeister Inc.
主な実績/代表作 グラミー賞ベスト・ボックスト・オア・スペシャル・リミテッド・エディション・パッケージ賞(2005年)
学歴 プラット・インスティチュート
出身地 オーストリア
生年月日 1962年
公式サイト Work – Stefan Sagmeister
SNS stefan sagmeister / Instagram

Stefan Sagmeister(ステファン・サグマイスター)さんはオーストリア出身ですが、アメリカで主に活動をしているグラフィックデザイナー。

自ら設立したSagmeister Inc.にて活動をおこなっています。

特にCDのカバーデザインは有名であり、これまでにローリング・ストーンズ、エアロスミスなどの作品を手掛けました。

David Carson

所属 デビッド・カーソン・デザイン
主な実績/代表作 AIGAメダル(2014年)
学歴 サンディエゴ州立大学
出身地 アメリカ
生年月日 1955年9月8日
公式サイト david carson design

雑誌デザイン、アートディレクションなどをおこなっているDavid Carson(デイビッド・カーソン)さん。

世界ランキングに入るほどのサーファーでしたが、その後デザイナーへ転身を遂げたという過去を持ちます。

音楽雑誌「RAYGUN」などで知られており、グラフィックデザインの世界に多大な影響を与えた人物とされています。

Chip Kidd

所属 ランダムハウス
主な実績/代表作 AIGAメダル(2014)
学歴 ペンシルベニア州立大学
出身地 アメリカ
生年月日 1964年
公式サイト Chip Kidd

Chip Kidd(チップ・キッド)さんは世界で最も有名な、あるいは偉大なブックデザイナーとも呼ばれているデザイナーです。
デザイナーとしての顔のほか、作家活動もおこなっています。

書籍カバーのデザインで特に知られ、村上春樹など日本人作家の作品も数多く手掛けているチップ・キッドさん。
日本のマンガが好きなことでも知られています。

Michael Beirut

所属 Pentagram(ペンタグラム)
主な実績/代表作 AIGAメダル(2006年)
学歴 シンシナティ大学
出身地 アメリカ
生年月日 1957年
公式サイト Pentagram
SNS Michael Bierut / Twitter

アメリカの有名グラフィックデザイナーであるMichael Bierut(マイケル・ビェルート)さん。

『ニューヨーク・タイムズ』本社の外観デザインや、ヒラリー・クリントンの2016年大統領選挙運動のロゴを手掛けたことで有名です。

ニューヨーク近代美術館、サンフランシスコ近代美術館などには彼の作品が展示されています。

Herb Lubalin

所属 サドラー・アンド・ヘネシー社 → 個人事務所
主な実績/代表作 アヴァンギャルド誌など
学歴 クーパー・ユニオン
出身地 アメリカ
生年月日 1918年3月17日

タイポグラフィ、アートディレクションなどを専門にしているHerb Lubalin(ハーブ・ルバーリン)さん。

数々の雑誌制作においてデザイン部分を担当しており、さらに雑誌に合わせてフォントのデザインなどもおこなっていました。

手掛けた雑誌は、際どい描写が多すぎるために廃刊に追い込まれるなど苦労も度々あったようですが、1981年に亡くなった後も影響を与え続けているデザイナーです。

Paula Scher

所属 Koppel & Scher
主な実績/代表作 アート・ディレクターズ・クラブ 殿堂入り
学歴 タイラー・スクール・オブ・アート
出身地 アメリカ
生年月日 1948年

ブランディング、アルバムのカバーイラストなどで知られるPaula Scher(ポーラ・シェア)さん。

デザインスタジオであるペンタグラム・デザイン・コンサルタンシー初の女性主任に就任したことでも注目されました。

その作品には、地図をモチーフにして文字を散りばめたようなデザインがよく見られ、日本の渋谷や銀座といった地名が登場するものもあります。

Alan Fletcher

所属 クロスビー/フレッチャー/フォーブス
主な実績/代表作 プリンスフィリップデザイナー賞
学歴 ハマースミス美術学校
セントラル・スクール・オブ・アート
ロイヤル・カレッジ・オブ・アート
イェール大学
出身地 イギリス
生年月日 1931年9月27日
公式サイト アラン・フレッチャー

英国グラフィックデザインの父と呼ばれるAlan Fletcher(アラン・フレッチャー)さん。

デザイナー集団Pentagram(ペンタグラム)の共同設立者の一人としても知られており、4つの美術学校へ通うという珍しい経歴も持ちます。

残念ながら2006年に亡くなってしまいましたが、彼が生涯を通して残した作品の展覧会は、2008年5月に日本の銀座グラフィックギャラリーでも開催されました。

Neville Brody

所属 リサーチスタジオ
主な実績/代表作 D&AD賞 プレジデントアワード(2011年)
学歴 ロンドン芸術大学
出身地 イギリス
生年月日 1957年4月23日
公式サイト Brody Associates
SNS Neville Brody / Twitter
Neville Brody / Instagram

タイポグラファー、アートディレクターとして活躍したNeville Brody(ネヴィル・ブロディ)さん。

雑誌「ザ・フェイス」「アリーナ」などのアートディレクター、レコードのジャケット・デザインを担当したほか、近年も様々なファッションブランドでロゴのデザインを手掛けるなど、第一線で活躍し続けています。

最近では、2019年に東京ヴェルディがクラブ創立50周年を迎えるにあたって、ブランディング・ロゴデザインを一新するためにブロディを起用したことでも注目されました。

Otl Aicher

主な実績/代表作 ルフトハンザドイツ航空 ブランディング
学歴 ミュンヘン美術院
出身地 ドイツ
生年月日 1922年3月13日

ドイツを代表するグラフィックデザイナー、タイポグラファーであるOtl Aicher(オトル・アイヒャー)さん。

1972年ミュンヘン・オリンピックのデザインを手掛け、いまではおなじみとなったピクトグラムの立役者と言われています。

教育者としての面も持ち、後にデザイン教育の中心地となるウルム造形大学を設立するなどしましたが、1991年にこの世を去りました。

Armin Hofmann

主な実績/代表作 Graphic Design Manual出版
出身地 スイス
生年月日 1920年6月29日

スイスのグラフィックデザイナー、タイポグラファーとして活躍したArmin Hofmann(アーミン・ホフマン)さん。

ポスターデザインなどの作品が有名でしたが、2020年に100歳でその生涯を終えました。

アイヒャーらと共にウルム造形大学の設立にも尽力し、出版した「Graphic Design Manual」は今も教科書として使われています

Milton Glaser

所属 プッシュピンスタジオ → ミルトン・グレイザー社
主な実績/代表作 国民芸術勲章(2009年)
学歴 クーパー・ユニオン
出身地 アメリカ
生年月日 1929年6月26日
公式サイト ミルトン・グレイザー

ロゴやポスターなどのデザイナーとしてよく知られているMilton Glaser(ミルトン・グレイザー)さん。

「I♥NY」のロゴをデザインしたことが最も有名ですが、ボブディランのポスターや雑誌「ニューヨーク・マガジン」のロゴデザインなど活動内容は様々です。

そのほかにも、アメリカ大統領による授与がおこなわれる「国民芸術勲章」をグラフィックデザイナーとして初受賞するなど、2020年に亡くなるまで活躍し続けました。

Paul Rand

主な実績/代表作 アート・ディレクターズ・クラブ 殿堂入り
学歴 プラット・インスティチュート
パーソンズ美術大学
アート・スチューデント・リーグ
出身地 アメリカ
生年月日 1914年8月15日
公式サイト ポール・ランド

企業のロゴデザインなどで知られるグラフィックデザイナー、Paul Rand(ポール・ランド)さん。

ユダヤ系の生まれであったことから「ペレス・ローゼンバウム」という本名を隠して活動していました。

1996年に亡くなっていますが、晩年の活動としてはスティーブ・ジョブズとの協業が印象的でした。
ジョブズは「今存在している中で最も偉大なグラフィック・デザイナー」という評価もしていました。

Saul Bass

主な実績/代表作 AIGAメダル(1981年)
学歴 ニューヨーク市立大学ブルックリン校
出身地 アメリカ
生年月日 1920年5月8日

ソール・バス(Saul Bass)さんは、映画界にタイトルデザインの分野を確立した人物と言われています。

様々な映画監督と共に仕事をしてタイトルデザインを提供し、アルフレッド・ヒッチコック監督との協業は特に印象的です。

他にも、スタンリー・キューブリック(『スパルタカス』)、ロバート・ワイズ(『ウエスト・サイド物語』)などとの仕事があり、1996年にこの世を去るまで多大な影響力を持つ人物でした。

若手の有名グラフィックデザイナー

ここからは今後注目の若手グラフィックデザイナーを5人紹介します。
彼らがこれからおこなう活動内容についても要チェックです。

上西祐理

所属 電通
主な実績/代表作 東京ADC賞
学歴 多摩美術大学
出身地 東京都
生年月日 1987年
SNS 上西祐理 / Twitter
UENISHI YURI / Instagram

最初に紹介するのは上西 祐理(うえにし ゆり)さん。

ポスター、ロゴ、パッケージにとどまらず、ブランディングやキャンペーンなどの総合演出もおこなっています。

身近なところで言えば、世界卓球2015のポスターデザインも担当していました。

川尻竜一

所属 デザ院株式会社
主な実績/代表作 JAGDA新人賞(2021年)
学歴 北海道造形デザイン専門学校
出身地 北海道
生年月日 1982年
公式サイト ストア図
SNS 川尻 竜一 / Instagram
川尻 竜一 | Facebook

アートディレクター、グラフィックデザイナーとして活動する川尻 竜一(かわじり りゅういち)さん。

2019年札幌ADCグランプリ、2021年JAGDA新人賞などの受賞歴があり、2020年には個展「果報」を開催するなど注目を集めているデザイナーです。

加瀬透

所属 フリーランス
主な実績/代表作 JAGDA新人賞(2021年)
学歴 桑沢デザイン研究所 → 立教大学
出身地 埼玉県
生年月日 1987年
公式サイト Toru Kase
SNS 加瀬透 / Twitter
加瀬 透 / Instagram

アートディレクターとしても活躍中の加瀬 透(かせ とおる)さん。

2015年には早くもフリーランスとして独立しており、雑誌、書籍等の紙媒体で使われるエディトリアルデザインの分野や、CD、Tシャツ、Webデザインなどを手掛けています。

窪田新

所属 電通
主な実績/代表作 JAGDA新人賞(2021年)
学歴 多摩美術大学
出身地 山梨県
生年月日 1981年
公式サイト Arata Kubota 窪田新
SNS 窪田新 / Instagram
窪田 新 | Facebook

パッケージデザイン、エディトリアルデザイン、ロゴマークの作成などをおこなっている窪田 新(くぼた あらた)さん。

これまでにニューヨークADC賞、JAGDA新人賞2021などを受賞しています。

JAGDA新人賞を受賞した加瀬 透・川尻竜一・窪田 新さんの3名は、「JAGDA新人賞展2021」として展覧会もおこなっているので、そちらもぜひチェックしてみてください。

shiro shita saori

所属 フリーランス
主な実績/代表作 NIKE ウィメンズコレクション
学歴 多摩美術大学 → ベルリン芸術大学大学院
出身地 福岡県
生年月日 1990年
公式サイト shiroshitasaori
SNS shiro shita saori / Twitter
shiro shita saori / Instagram

ドイツのベルリンを拠点に活動しているshiro shita saori(城下 沙緒里)さん。

2016年には多摩美術大学の卒業生有志11人による「謎のグラフィック展」も話題になり、注目を集めているデザイナーの1人となっています。

有名グラフィックデザイナーのインスタグラム

ここからは有名デザイナーのインスタグラムを紹介していきます。

画像がメインのインスタグラムであれば言葉が分からなくても見やすいはずなので、海外デザイナーのアカウントも積極的に見にいってみてください。

GUCCI MAZE

GUCCI MAZE(グッチメイズ)さんは、1989年神奈川県生まれの日本人で、2018年から独立して活動をしています。

サイケデリックな色彩のグラフィックが特徴的で、独自の世界観を作り上げています。

GUCCI MAZEさんのインスタグラムはこちら
GUCCIMAZE® / Instagram

Q-TA

コラージュアーティストとしての肩書も持つQ-TA(キュータ)さん。

顔のパーツを組み替えたコラージュが印象的で、インスタグラムでも多数の作品を見ることができます。

Q-TAさんのインスタグラムはこちら
Q-TA / Instagram

Stefun Sagmeister

2022年に60歳を迎えるStefun Sagmeister(ステファン・サグマイスター)さん。
インスタは50万人以上のフォロワーを持つ大人気デザイナーです。

言葉は分からなくても伝わるものはあるので、一度アカウントを覗いてみてください。

Stefun Sagmeisterさんのインスタグラムはこちら
stefan sagmeister / Instagram

Timothy Goodman

ニューヨークを拠点に活動しているTimothy Goodman(ティモシー・グッドマン)さん。

文字や絵がひしめくウォールアートを手掛けており、ユニクロTシャツのデザインなどでも知られています。

Timothy Goodmanさんのインスタグラムはこちら
Timothy Goodman / Instagram

Jessica walsh

ニューヨークのデザイナー・アートディレクターであるJessica Walsh(ジェシカ・ウォルシュ)さんは、フォロワー50万人以上の大人気アカウントを持っています。

作品には明るい色使いが非常に多いため、見ていると気分も明るくなれるはずです。

Jessica walshさんのインスタグラムはこちら
Jessica Walsh / Instagram写真と動画

Design studio Milton Glaser

2020年に亡くなったMilton Glaser(ミルトン・グレイザー)さんですが、インスタのアカウントは今も残っています。

彼の残した作品をこの機会に見てみてはいかがでしょうか。

Milton Glaserさんのインスタグラムはこちら
Milton Glaser / Instagram

世界の有名グラフィックデザイン会社

世界には有名なデザイン会社が数多くありますので、そちらも見ていきましょう。

クライアントとなっているメーカーなども記載していきます。

Landor (本社:サンフランシスコ)

Landor(ランドー)ブランドコンサルティングをおこなうデザイン会社です。

ニューヨーク・パリ・ロンドン・東京など、20ヶ国30以上の事業所を持っています。

クライアントとしてはFedEx、フォルクスワーゲン、ロレックス、P&Gなどの大企業が名を連ねます。

Meta Design (本社:サンフランシスコ)

Meta Design(メタ デザイン)は、AppleのMacOSデザインやAdobeのパッケージデザインなどで知られる会社です。

北京・ベルリン・ジュネーブなどに事業所を持ち、アディダス、コカ・コーラなどのクライアントがいます。

Pentagram (本社:ロンドン)

人物紹介でも何度か出てきたPentagram(ペンタグラム)には、有名デザイナーが数多く所属しています。

ニューヨーク・サンフランシスコ・ベルリンなどに事業所はあり、各地の博物館・美術館などとも契約しています。

Happy Cog (本社:ニューヨーク)

Happy Cog(ハッピー コグ)はウェブデザインやコンサルタント業務をおこなっている企業です。

アメリカのフィラデルフィア・オースティンなどに事業所を持ち、スタンフォード大学、トムソン・ロイターなどと繋がりがあります。

The Chase (本社:マンチェスター)

The Chase(ザ・チェイス)は「クリエイティブコンサルタント」を事業に掲げ、ブランディングと印刷デザインを仕事としています。

イギリスのロンドン・プレストンなどを拠点にしておりBBC、ディズニー、富士通、ヒューレット・パッカードなどの大企業との実績があります。

Saffron Brand Consultants (本社:マドリード)

Saffron Brand Consultants(サフラン ブランド コンサルタント)はスペインに本社を持ちますが、ロンドン、ニューヨーク、ウィーンなど世界各地に事業所を持ちます。

クライアントとしては、ゴールドマン・サックス、富士通、コカ・コーラなどの名前が挙がります。

Eat Creative (本社:東京)

Eat Creative(イート・クリエイティブ)は、デザインとストラテジーを通じてビジネスの課題を解決する企業です。

東京・香港に拠点を持ち、TEDx東京、日本フォルクスワーゲン、インターコンチネンタルなどとの繋がりがあります。

Labbrand (本社:上海)

Labbrand(ラブブランド)は、ブランドコンサルティング会社として活動しています。

ユニクロ、グッチ、ペプシなどがクライアントにおり、最近ではTik Tokのブランディングを手がけたことでも注目されました。

Flux Design (本社:ジャカルタ)

Flux Design(フルックス・デザイン)はジャカルタに拠点を持ち、インドネシア国内の大企業を中心に事業を展開している会社です。

インドネシア銀行、マンディリ銀行、などの地元企業のほか、中国銀行、東京銀行といった国外銀行とのやり取りもあります。

Case Rex (本社:サンパウロ)

Casa Rex(カサ レックス)では、活字書体や家庭用品など身近なパッケージデザインを取り扱います。

サンパウロを拠点に世界各地に仕事の場を広げており、ダブ、ユニリーバ、バーガーキングといった企業との仕事をおこなっています。

Total Identity Group (本社:アムステルダム)

Total Identity Group(トータル・アンデンティティ・グループ)は、ヨーロッパの大企業を中心に大イベントのブランドソリューションを手掛けています。

ツール・ド・フランス、大阪万博といった大イベントを手掛けたこともあり、ドイツのベルリン、韓国のソウルなどに事業所があります。

Brandient (本社:ブカレスト)

Brandient(ブランディエント)は、本社のあるルーマニア国内の企業に対してブランディングソリューションを提供するデザイン会社です。

日本では携帯ブランドとしておなじみだったボーダフォンなどもクライアントの1つとして挙げられます。

Dessein (本社:パース)

オーストラリアのパースに本社を構えるDessein(デッサン)

パッケージデザインをおこなう企業として知られており、オーストラリア内では食べ物の袋など身近なところで見ることができます。

カフェ・コーポレート、ホワイトマン・パークなどがクライアントです。

Litmus Branding (本社:アフマダーバード)

Litmus Branding(リトマス ブランディング)はインドに本社を構える企業。

名前の通りブランディングや、ロゴ制作などをメインに手がけており、Indus Travelsやマレーシア航空カーゴなどと取引をおこなっています。

ID&B (本社:ケープタウン)

南アフリカで活動をしているID&B

ブランディングやコミュニケーションデザインをメインにおこなっており、企業と消費者、社会の間に存在する課題を総合的に解決していく活動をしています。

ヴァージングループ、コカ・コーラ、ドクターハウシュカ化粧品などがクライアントに存在します。

グラフィックデザイナーになるための専門学校2校

この記事の最後として、グラフィックデザイナーを目指すあなたにおすすめの専門学校を2つ紹介します。

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イラストレーター・フォトショップといったツールの使い方も習得できるので、身に付けたスキルは就職活動にも大いに役立つでしょう。

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アミューズメントメディア総合学院

Ludusがおすすめする専門学校2つ目はアミューズメントメディア総合学院です。
アミューズメントメディア総合学院は、ゲーム・アニメ業界に特化した専門学校となっています。

グラフィックデザイナーを目指す方におすすめの学科は「ゲーム・アニメ3DCG学科」「キャラクターデザイン学科」の2つ

いずれも週5日・2年制のコースとなっており、就職後にも役立つ実践的な授業を受けることが可能です。

ゲーム・アニメ3DCG学科では現役プロの講義を取り入れ、業界の進化にも対応した人材育成がおこなわれています。

キャラクターデザイン学科では、目標の実現に向け生徒一人ずつの適正を見極めたデビューサポートをおこなっており、卒業生の進路はデザイナー・イラストレーター・絵本作家など多岐に渡っています。

就職サポートが充実しているため将来性も高くなっており、進路を考えた際にもとてもおすすめの専門学校です。

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グラフィックデザイナーの有名人のまとめ

今回Ludusでは、有名グラフィックデザイナーについて紹介してきました。
最後に、この記事のポイントを整理しましょう。

  • 言葉が分からなくても伝わるものはあるので、日本国内だけではなく海外のグラフィックデザイナーにも目を向けたい
  • 若手グラフィックデザイナーでは、上西祐理さん、川尻竜一さん、加瀬透さん、窪田新さん、shiro shita saoriさんなどに要注目
  • インスタグラムを使っているデザイナーも多いので、そこで作品のチェックをするのも効果的
  • グラフィックデザイナーを目指すのであれば、有名企業の名前ぐらいは知っておきたい
  • グラフィックデザイナーを目指すなら、総合ヒューマンアカデミーやアミューズメントメディア総合学院といった専門学校もおすすめ

どの会社に入ればどのくらい給料をもらえるかといった調査も大事ですが、自分がどのようなグラフィックデザイナーになりたいかを決めておくことも非常に大事です。

目標とするようなデザイナーを探し、今後の方向性を決めるのにお役立てください。

まつたろー
まつたろー
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

監修者:Pacific Metaマガジン編集部

Pacific Metaマガジン編集部は、Web3、NFT、メタバース、DeFi、ブロックチェーン、GameFiなどの新たなデジタルエコノミーに精通する専門家集団です。 常に最新のトレンドを追求し、読者にわかりやすく伝えることを目指します。